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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

匣庭で死ね

人を殺す事が許される国があった。そこは「葡萄の木」と呼ばれ、一日に十五分間だけ行われるPurify Of the Punishment (通称 POP)では、殺人が推奨されている。

一、POPでは人を殺さなければならない

二、アナウンスが流れた時点から開始され、終了の合図まで続く

三、時間は十五分。開始のアナウンスがいつ流れるかは参加者には知らされない(十五分を一単位とし、これを「セメスター」と数える)

四、アナウンスは一日に一回流れる。セメスター内でPOPの対象を決定する事ができる

五、POPの対象を決定した場合、そのセメスター内で対象は変更できない

六、誰かにPOPの対象に選ばれた場合、自分をPOPの対象に選んだ相手も無条件に殺す権利を得る

七、同じ相手は、少なくとも三セメスター置かなければ再び選択してはならない

八、POPで人を殺す事に成功した場合、ポイントが加算される。

九、加算されるポイントは、その殺し方に応じて変動する

十、POPは国民の義務であるが、全てに参加する必要はない。月に一度の参加を最低基準とする。(対象に選ばれた場合はこれに含まれない)

十一、POPの参加は、満一二歳から満二十歳までの若者のみを対象とする。

以上十一の規則の元、民は日々人を殺す。昨日まで手を取り合い、助け合っていた者でさえも。そこに、なんの疑問も抱かずに。

(※週一更新を予定)
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