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白内障と緑内障の手術  作者: 夏目 碧央


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ハンドクリームの謎が解けた

 体がだるいし寝不足だし、きっと眠れると思ったのだが、全く眠れなかった。明るいし。手術室からの帰り道、一応看護師さんに確認したのだが、やっぱり左目でスマホを見たりなど、目を使ったりはしない方がいいそうだ。それで、目を閉じていたのだが、こんな時こそ音楽を聴くべきだろうと思った。一度起き上がってスマホを取り出すなどしなければならないが、そのくらいは良かろう。

 リクライニングしたベッドで、イヤホンをして音楽を聴いた。普段あまり音楽をじっくり聴く時間がなく、ましてやイヤホンをして聴く事は滅多にない。最近出た推しのアルバムをじっくり聴いた。今までは時間がなくて、何とかリミックスだとかがたくさん出ていても聴いていなかったのだが、この機会に聴く事が出来た。

 2時間が経ち、看護師さんが来てくれた。右目を覆っていたものを取り、拭いてくれた。拭いてくれたのは「クリーンコットン」という個包装になっているウエットコットン。入院の時に持ってくるようにと書いてあって、下の売店でも売っているという事だった。私はアマゾンで買って持ってきたのだ。だが、自分で持って来たものは使わなかった。病院の方で用意してあったものを使って、右目を拭いてくれた。

 右目は開いた。だが、眩しいしぼやけている。瞳孔が開いているからだ。しばらくは良く見えないだろう。今はもう、遠くがよく見えるようになっている目のはずなのだが。

 手術後は2本の目薬を点す事になった。3時間毎に点すそうだ。また新しい紙が用意された。そして、目薬を点す前に消毒液で手を消毒して、と言われた。消毒液は部屋の入り口にあったが、私は自分用にアルコール消毒液を持って来ていた。何しろ家にたくさん溜まっているもので。看護師さんが持っていたものは、後から考えたら私用にここに置いていってくれるものだったのだろうが、私が持って来たと言ったら、それでいいと言われた。手を消毒してから目薬を点し、

「うん、上手ですね。」

と言われて、自分で点せると認定された。後は紙に書いてあるように3時間ごとに点してと言われて看護師さんは去った。ああ、そうだ。クリーンコットンだが、持って来た事を伝えたら、それは目薬の時というわけではなく、それでなら顔を拭いていいと言われた。ああ、なるほど。顔は今から1週間、洗えない。やたらなタオルで拭くのも心配だが、このコットンでまず右目の周りから拭けばいい。やはり買って良かったのだ。

 それにしても、一つの謎が解けた。私は昨日から、隣のベッドの人がしょっちゅうハンドクリームをつけているのが気になっていた。顔には多分何も塗ってはいけないから、その代わりに手の乾燥を防いでいるのだろうか、などと思っていたのだ。しかし、そのハンドクリームをつけているような音は、目薬を点す前にする手指消毒だったのだ。


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