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白内障と緑内障の手術  作者: 夏目 碧央


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18/27

老眼鏡がポキッ

 目が痛くても、ちょっと本を読んでみた。病院で読むにはこれがいいかと思い、積読本の一番下から「星の王子様」を引っ張り出して持って来たのだ。でも少ししか読めなかった。やっぱり目が痛いので辞めた方が良さそうだ。それから何かNHKの番組でも聞くか、と思ってアサイチの「更年期の心の病」とやらを視聴してみた。やっぱり私は更年期障害ではないらしい。当てはまるのが肩こりだけだった。あとよく眠れない事があるというのも当てはまるが、それを足しても正常だった。

 夕飯の後、日記だけは書きに行った。目が痛くて大変ではあるが。何故か面会時間を過ぎているのにロビーに人が多かった。何だか「喪主はどうする?」という話が聞こえてきて、眼科で人が亡くなったの?!とびっくりした。でも、その話をしているのが私と同世代か少し下のご夫婦と、その親と思われるご夫婦で、亡くなったのはその更に上の世代の人なのかな、などと考えていた。まあ、私には関係のない事だが。悲壮感を感じない会話だったし。

 さて、夜。今日は麻酔もしたし、疲れているのになぜか眠れない。寝ては起き、寝ては起きで1時間ごとに時計を見てしまった。最初の入院よりも今度は慣れていて眠れるかな、と思っていたのに、前は2時間毎で今回は1時間毎だ。おかしい。だが後半は1時間半ずつ眠れた気がする。それぞれ別の夢を見た。

 朝になると、左目はまだ真っ赤だったが、遠くが良く見えるようになっていた。右目よりも良く見える。外を見ると標識の文字も読める。でも、近くはすごく見えない。これはまだ変わるかもしれないが、中距離が見えにくい。2.0の老眼鏡ならばまあ字が読めるかな、というくらいだ。そう、今回は今まで使っていた10.の老眼鏡と、夫から借りた2.0の老眼鏡を持って来ていたのだ。

 ところが、その2.0の老眼鏡を壊してしまった。例の冷蔵庫の上の引き出しに入れておいて、ちょっと冷蔵庫を開ける為に閉めたら、ポキッと折れてしまったのだ。部品は見つかったので、テープを借りて直そうかとも思ったが、迷った末、1.0の老眼鏡でしのいだ。右目はそれでもけっこう本が読めるのだ。視力が右の方が悪いというか、近視気味なのは明白だ。でも、近視なだけでなく、視野が欠けている。焦点のすぐ右側の文字が消えている。横書きの文字だと読んでいる次が見えない。これは明らかだ。いつの間にそんなに視野欠損が進んでいたのだ。三重に見えていてよく分かっていない間に、緑内障が進んでいたようだ。



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