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白内障と緑内障の手術  作者: 夏目 碧央


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19/27

右目だけ高い眼圧

 また8時半の診察だと言われた。朝ごはんが運ばれて来たのはやっぱり8時15分だったので、急ぎかっこんで歯磨きをし、食器をワゴンのところに持って行きがてら、診察室へ行った。

 担当医の先生が診てくれた。やっと右目の眼圧を測ってもらえた。すると、

「高いですね。」

と、先生。左目は低くて「8」だと言う。10を目指していたのだから、これは驚異的に低い。右の数値は教えてくれなかった。それで、右目が術後初めての診察だという事に先生が驚き、

「普通、そういう事はないんですけどねえ。」

普通は手術の後1週間くらいで診察するのだけれど、と言う。術後の診察は大事なんですよ、自分が出張に行っていたからかな、などと続けていて、私は内心首を傾げた。診察日は誰が決めているのだ?担当医ではないのか?

 後で、看護師さんが部屋に来て緑内障の目薬の話になった時、右目はグラナテックだけでいいのか、と私が疑問を口にし、診察の時に右目の眼圧を教えてもらえなかったと言ったら、看護師さんが

「21ですね。」

と、教えてくれた。わお、退院の時よりも上がっているではないか。退院の時は19だったのだ。まあ、何となくそんな気がしていた。同じ目薬を両目に点すと、右目だけこぼれるのだ。しかしこの10日あまりの間、グラナテックをし続けていたのに、それで眼圧が上がっているのでは困る。看護師さんは、明日先生に相談してみてくださいと言った。そこは私が直接先生に言うのね。

 さて、診察の後、部屋でスマホを見て過ごしていたら、午前中に視力検査に呼ばれた。すぐに1階へ向かった。左目の視力を測ってもらったら、また数値は言ってくれなかったけれど、とても良く見えた。レンズを足しても変わらなかった。恐らく1.2は見えていただろう。充分だ。これ以上良く見える必要はないくらい、見える。嬉しくなった。

 部屋に戻る前に、売店に寄ってみた。売っているか、気になったものがいくつかあるので物色を。あ、パンツやシャツがたくさん売っている。が、男物ばかり。黒いトランクスと、白い何か。女性用の下着はない。シャツもサイズ展開はあるけれど、白い半袖シャツばかりで、男物と思われる。だが、一番下には女物と思われる花柄のネグリジェがあった。何?女はパンツを履かずに長い物を着ていろと?着物か!そして昔か!

 あと、老眼鏡があるかどうか探したら、あった。でも、1600円もしていた。自分用の度でもないのに1600円は高い。100均でも売っているのに。それから、探したけれども洗濯用洗剤はなかった。シャンプーなどは色々売っていた。歯磨き道具とかも。


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