表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/94

84話 モナってすげー……

〜前回のあらすじ〜

ごめん、忘れた_(:3 」∠)_

たしか……あっ!準備が完了してたような?

 おはようございます。どうも、ケイです。


 首がクッソ痛い。絶対昨日のシオンだな。痛すぎて左しか向けないもん。


「モナ、首が痛い」

「そうか。ほれ」


 グキッ


「ぐぇ……!何すんだよ!?」

「治ったじゃろ?」

「え?あ!本当だ!ありがとう、モナ」

「うむ」


 ビックリした……。グキッって言ったもんなぁ。


「ん……おはよう、ケイ、モナ」

「おはよう」

「おはようさん」


 シオンが起きたみたいだ。やっぱりエルフは美人だよなぁ。寝起き姿も幻想的だ。……ヨダレさえ無ければ。


「シオン、ヨダレが垂れてるよ?」

「え?あ、本当だ。えへへ」

「ほれ、じゃれ合っとらんで顔を洗ってこい」


 モナが割烹着を着て戻ってきた。あの一瞬で身支度を済ませ、着替えているなんて、どうやったんだよ……。毎朝思うがやっぱり不思議だ。



 ♢



 朝の修行を終え水浴びをして戻ると、ちょうど朝食ができていた。朝食の美味しそうな香りが部屋中に広がり、食欲が刺激される。めっちゃ美味しそう!


「ケイ、食器を運ぶのを手伝ってくれ」

「任せろ!」


 朝食はレタスとアボカドと生ハムのサラダ、豆の入ったトマトスープ、プレーンのオムレツ、自家製のヨーグルト、そしてパンだった。


 朝の修行をして胃が起きているので、どんどん食べられる。この朝食美味しい!


「朝食美味しい!」

「フフッ、たんと食うのじゃぞ。食べんと大きくなれんからな」

「うん!」

「あ、このヨーグルト美味しい。今度ボクにも作り方教えて?」

「おお、そうじゃろう?これは自慢のヨーグルトなんじゃ。今度、一緒に作ろうな」


 最高だね!自分一人だとなかなか作ろうなんて思わなかったからね。あ、俺は作ってないか。まあいいや。


 食べ終わると、モナが魔法で一気に食器を洗う。いつ見ても凄いな……。食洗機とか絶対いらないな。っていうか、モナが今やっていることは化け物じみてる。魔法がある程度使えるようになったからわかるが、今わかるだけでも、皿を浮かせ、水を出し、スポンジで洗い、水で流し、乾燥させ、棚に戻す、という風に六行程はある。

 普通、二つの魔法を同時に出す時は、同じ魔法でも、めっちゃ難しい。例えるなら、両手で文字を別々に書く、と言ったらわかりやすいかな?

 今モナがやっているのは、両手両足と口を使い、異なる絵を同時に描いているようなものだ。

 ありえないだろ?それを日に三回見てると、できるんじゃね?って思うけど、やっぱりできない。

 しかも食後のお茶まで淹れてくれている。


 モナってやっぱり凄いな……。


 毎朝思うよね。あれが世界に8人しかいないB級冒険者か……。

 あ、ついでに言うと、A級冒険者はギルドがほぼネタで作った階級らしい。前提条件が全てのギルドマスターからの推薦状と、ランクAの魔物の討伐(ランクAの魔物はこの世界の危機らしい。頭おかしい)、そして大陸全土の王の持つ王印それ自体をもらうこと、らしい。

 無理だろ?


 まずランクAの魔物が、発見されていない。この時点でA級になれる可能性がなくなった。

 そして王印?あれは国で最も重要な、いわば国の誇りだ。王ですら一生触らずに終えることすらある。それを、王印を押してもらうのではなく、貰う?どうやったらそんな状況になるんだよ!


 ちなみに今のはまだ一部で、まだ条件があるらしい。

 な?無理だろ?

 なので実質的に最上位はB級までしかない。


 あ、タミアもB級だったよな。前にちょっとイジったらボッコボコにされたからな……。まあ、あれは俺が悪い。治してくれたし。

 前にモナとタミアが模擬戦をする機会があった。どちらも実質最上位のB級。しかしモナはタミアを軽くあしらっていた。タミアは本気で戦い、周りの被害そっちのけだったみたいだ。それに対してモナは周りの被害をゼロにし、終始タミアを圧倒。立ち位置すら変えなかった。B級にも差はあるらしい。いや、モナが異常に強いのかな?


「ねぇ、モナ」

「なんじゃ?」

「なんでそんなに強いの?」


 その「何言ってんだこいつ?」みたいな顔やめて!


「何を言っとんじゃ貴様?」

「本当に言われた!」

「別に強くはないじゃろ。確かに魔法で負ける気はせんが、魔法の効かない相手は?魔法を奪ってくる相手は?負ける気はせんが、絶対に勝てる勝負などない。そうじゃろう?」

「そんな相手がいるんだ……」

「まあ今のは一例じゃな。一番厄介だったやつは「神に魔法などきかん!」と言って筋肉のみで妾の魔法を弾いとったからな」

「……会いたくないね」

「……合わんほうがええじゃろう」


 厄介とか以前に、会いたくない……。それ多分、モナが闘ったって言う神さまだよね?第8柱だっけ?絶対戦闘狂じゃん!戦闘狂と書いてバトルジャンキーじゃん!

 俺の会った神さまは温厚でよかったー。アルプス一万尺しただけだからな。


「まあ、竜の里に行って自分の目で色々見てくるといい。竜の里の仙人とかもおるからな。倒してこい」

「マジで!?」

「マジで」

「仙人って……絶対強いよね?」

「うーーん。うーーーん。うーーーーーーーーーん」


 え、そんなに悩むの?仙人だよ?


「……そこはかとなく微妙?まあ、妾が会ったやつは、じゃが」

「へ、へえ。そうなんだ」


 まだ見ぬ仙人が可哀想に思えた。


「あ、そうじゃ。ほれ、紹介状じゃ。大切に持っていけ」

「お、ありがとうこざいます」


 モナから紹介状の入った封筒を渡された。

 あ、そうだ。


「モナ、魔力濃度が高すぎて身体が破裂するらしいんだけど、何か対処法とかあるかな?」

「うーむ、そうじゃな……。いや、自分で探すのじゃ。何でもかんでも教えるのも、何も教えないくらい為にならんからな」

「うへぇ……。頑張ります」

「うむ!まあ濃度は段々高くなっていたはずじゃ」

「風に吹かれて濃度が変わったりしないかな?」

「あーーー、ハハハッ」

「笑っちゃったよ」


 これは変化するらしいな。気をつけて慎重に進もう。


「わかった。ここからは自分で考えるよ。これからみんなに少し遠出することを伝えてくるね」

「わかった。気をつけるのじゃぞ」

「うん!いっています」


 さて、じゃあみんなに遠出の報告と行こうか。

ウフフ_(:3 」∠)_ってね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ