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TWO ONLY TWO 唯二無二・唯一無二という固定観念が存在しない異世界で  作者: VIKASH
【魔法学校篇】:ZERO AND AETHER

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217/218

217話 凍らされた歴史

 

 ―― The Frozen History ――



 確認のためだった。

 ユニムは、もう一度セレストに連絡を取る。



 ――その時だった。

 電気石が、凍りついた。




「ね? 言ったでしょ?」




 氷の魔術師たちは、かつてない苦境に立たされていた。

 氷が、必要以上に強化されている。



 何が起きているのか。



 氷という物質を極限まで微細な粒子へと分解し、観測する。

 そこで、ようやく異常の正体が明らかになった。



 鉄因子や鋼因子――さらには金や銅といった合金成分が、

 水素と結びついているのだ。



 あり得ない現象だった。



 機構因子が、氷と結合するなど。



 アセマトの賢者は、かつて属していた

 グリードグリーン――またの名をヴェルデの提唱した

「自然魔法理論」を思い出していた。



 炎が生まれ、

 それに相対する氷が生まれ、

 そして炎の弊害として雷が生まれる。



 三元時代。



 当時、雷は最強格とされていた。

 雷を扱う魔導士・魔術師は猛威を振るい、その名を轟かせた。



 速度。致命性。制御不能なまでの破壊力。

 その一点集中の力は、炎や氷を凌駕していた。



 炎と氷が「面」で支配するのに対し、

 雷は「点」。



 ゆえに、恐れられた。



 だが――



 グリードグリーン、すなわちヴェルデは旅に出る。



 セレスティアルの東、無境国〈ノーバウダリーズ〉。

 そこに棲まう蒼龍。



 さらに竜辰〈リュウジン〉の国ドラゴニクス。

 そこに君臨するバハムート。



 彼らから自然の本質を学び、

 竜の申し子として帰還した。



 四王国スフィアへ。



 そして彼は、自然の力のみをもって

 四権英雄へと上り詰めた。



 当時、四権英雄の多くは雷の使い手。

 まさに「雷の時代」と呼ばれていた。



 だが、その中で異質な存在がいた。



 氷において右に出る者はいない――セレスト。

 圧倒的な戦闘力を誇るトライデンス――ゲルブ。

 炎の本質を覆した、緋色の剣士ネカァ。



 そして、ヴェルデ。



 この時代は、後に「黄金時代」と呼ばれる。



 四人は“四聖”とも称され、

 セレスティアル全土を巡り、その真理を知り尽くした。



 だが――彼らは多くを語らない。



 彼らの遺した権物。

 勇者と共に魔王を討った伝承。



 それらは今なお、四王国において

 神話や御伽噺として深く根付いている。



 彼らを知る者は、口を揃えて言う。



 ――最強にして、最高の四人であったと。






こんばんは! VIKASHです!


今回は様々な伏線を回収できたのではないかと、個人的に満足しております。


enjoyしていただけたでしょうか?


もし、気に入ってくださったのなら、★評価とブックマークをよろしくお願いします。


コメントもぜひぜひ。

お待ちしております。


今日は短めですが、

以上VIKASHでした!


次回の更新は明日の2:20です!


どうぞ次回までお楽しみに!


◀次回のタイトル「機のままに」

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