表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TWO ONLY TWO 唯二無二・唯一無二という固定観念が存在しない異世界で  作者: VIKASH
【魔法学校篇】:Wildfire And Cyristalice

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

209/219

209話 氷帝の血が吼える

 

―― When the Ice Emperor’s Blood Awakens ――



 呼吸を忘れるほど、常軌を逸していた。



 睫毛は氷に縁取られ、髪は白へと染まっていく。

 ユニムの青は失われ、純白へと変貌していた。



 碧い瞳だけが、燦然とハヤタカを射抜く。



 ――名を、氷纏〈ヒョウテン〉。



 白銀と化した髪。

 全身を覆う氷の鎧。



 確かに感覚はある。

 だが、意識はひどく遠い。



 ユニムには特異な性質があった。

 謂わば――抵抗。



 それは意思を介さない。

 反射のように、自動的に発動する“拒絶の魔術”。



 この瞬間、そこに自我があったのかどうか。

 もはや、判別はつかない。



 そして――それは現れる。



『氷鎖〈フロストチェイン〉』



 ハヤタカは、即座に危機を悟ったのか。

 最大火力で迎撃に出る。



 だが、たった一本の“しなる鎖”が――

 周囲の森を薙ぎ払い、触れたすべてを瞬時に凍てつかせた。



 氷の鎖は高速で回転し、刃のように空間を切り裂く。

 縦横無尽に、容赦なく。



 その最中――

 ユニムは、一歩も動いていなかった。



 ただ、立ち尽くしている。



 その内側で。



 ユニムは、独りだった。



 意識の奥底。

 ぽつりと残された心が、何かの抽象である“玉座”を見つめている。



 あと少しで、届きそうだった。



 心の空間は水で満ち、まるで深海のように静まり返る。



 ごぽり、と。

 自分が沈んでいく感覚。



 だが、不思議と苦しくはない。



 浮かぼうともしない。

 抗おうともしない。



 ただ、その流れに身を委ねて――



 ゆっくりと。

 ゆっくりと、沈んでいく。






こんばんは! VIKASHです!


みなさん、いかがお過ごしでしょうか。


もう少しでこのバースが終わります。


あまり、綺麗な終わり方はできませんでしたが、自分では納得がいっております。



実は、バースは3つほど構想があり、本当は一つのパースにする予定だったんですが、3つに分けて、読みやすく、深掘りする予定です。


話の構想事態は、220話まで浮かんでいて、その血肉となる内容を執筆していくという形になっています。

 

どうか温かい目でご覧いただけますと幸いです。


また、評価やブックマークをよろしくお願いします。


それでは次回まで!

お楽しみに!


◀次回タイトル「氷晶」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ