第百五話 春の旧車ミーティングと冗談が本当になって結果
冗談が本当になって戸惑う悟瑠達
主な登場人物紹介
ヒロイン 佐野 雅子 26歳
4月生まれ 峠のバトラー⇒TSカップレーサー⇒GTレースへ挑戦中
家業の佐野自動車販売の中古車販売店副店長兼整備工場の副工場長、整備の受注、部品調達担当の副社長 販売部部長 前職はスーパーの経理兼販売促進課
所有免許、資格;大型2種、牽引運転免許、2級整備士、危険物乙4、玉掛、ガス溶接、救急救命士、巻き上げ機、簿記2級、税理士、会計士、テルミット溶接、クレーンオペレーター、X線技師
レース以外の趣味:
オフロード走行:大型の2軸、3軸総輪駆動のエンジン、サスペンションをいじって自分好みした。
パソコン:プログラム組むのも好きでシステムを自力で組める
僕 佐野 悟瑠 29歳
雅子の兄 3月生まれ 妹の雅子より4学年上 家業の佐野自動車販売に就職して6年目、整備工場の工場長 整備工場総括の副社長。
所有免許、資格 2級整備士、MIG溶接機、レーザー溶接機、ガス溶接、玉掛、大型2種、けん引免許、巻き上げ機、危険物乙4、テルミット溶接、クレーンオペレーター、X線技師
カーキチ、スペックオタク、エンジンスワップ大好き。エンジン加工名手 オフローダー
佐野 愛理沙 25歳 旧姓:小笠原 悟瑠の妻になった (第百話参照)
かつて雅子がいたスーパーマーケットの販売部移動販売課係長
実は創業者の孫でもある(第三十七話参照) 雅子と同じ高校の一つ後輩。スーパーマーケットの主要取引先の小笠原食肉のお嬢さん。 元レディスの7代目総長 2児のシングルマザーだった(第三十六話参照)抜群の運転センス
所有免許、資格 簿記2級 大型2種免許、牽引。危険物乙4、ガス溶接、巻き上げ機、玉掛、アーク溶接、火薬類取扱保安責任者(乙種)、レーザー溶接
TSカーレーサー⇒GTカーレーサー 雅子と組んでクラス優勝を狙う
実は空手で中学の時に全国大会に行った猛者。子供は上の子が哲也、下の子が愛美
佐野 康晴 57歳
僕の父親 佐野自動車販売の社長、総括責任者。
趣味人 マニ割、エギマニ作りの達人 元整備工で板金も得意。
佐野 康子 55歳
僕の母親 佐野自動車販売 副社長 佐野自動車販売店店長、営業、仕入れ担当
加藤 隆弘 29歳
僕(悟瑠)の同級生で親友。佐野自動車の副工場長、整備工場の専務取締役
専学卒業後家業の内燃機整備工場に就職、佐野自動車販売に事業譲渡でそのまま異動。悟瑠の幼馴染。2月生まれ。
エンジン加工名手、エンジンスワップ大好き 実は弟の隆文が一目置く運転センスの持ち主
所有免許、資格 大型免許、牽引免許、玉掛、ガス溶接、アーク溶接、レーザー溶接、危険物乙4、巻き上げ機、電検2種、テルミット クレーンオペレーター X線技師
趣味:レースカーづくり オフローダー 生エンジン好き
加藤 百合 26歳 旧姓 松尾 隆弘の妻になった (第百話参照)
雅子の親友、丸松建設のお嬢さん。雅子と同じ高校卒業して同じスーパーに入って家業に転職。
松尾建設運輸担当副社長。普段はおっとりだがスイッチが入ると途端にせっかちとブチ切れになる
5月生まれ TSカーレーサー、GTカーレーサー TSカーカップではトータルで2勝あげ、シーズン3位
旧車好きで父親譲りの速い車好き。オフローダー
所有免許、資格 大型免許、牽引免許、玉掛、クレーンオペレーター、巻き上げ機、ガス溶接、テルミット、アーク溶接、レーザー溶接、危険物乙4、電検2種、火薬類取扱保安責任者(甲種)
加藤 隆文 26歳
整備部長 隆弘の弟。雅子より一学年上だが、3月生まれで実はほとんど同い年。工業高校から家業へ就職。佐野自動車販売に事業譲渡でそのまま異動。板金と排気系を作るのが得意
所有免許、資格 大型免許、牽引免許、玉掛、ガス溶接、アーク溶接、レーザー溶接、危険物乙4、テルミット溶接、巻き上げ機、電検技師
趣味:TSカーレース、GTカーレース、オフロード走行 生エンジン好き
加藤 舞由良 26歳 旧姓:馬橋 隆文の妻になった (第百話参照)
雅子と同じ高校の同級生、レディスの6代目総長。運転大好き
加藤運輸に個人の事務所から転職して車両回送ドライバー
所有免許、資格 大型免許 牽引免許 商業簿記2級 危険物乙4
子供はみゆき
加藤 隆義 57歳 配偶者 鈴江 55歳
加藤運輸社長 佐野 康晴の同級生の親友
かつては運輸業、リース業に忙しく趣味の旧車はやめていたが、今は余裕がでて旧車趣味が復活
かつて運営していたエンジン整備部門は、同じ敷地内にある佐野自動車販売に従業員ごと譲渡して運輸専門にした
松尾 譲 28歳
百合ちゃんの兄 、丸松建設の建設系担当副社長。マニ割マニア 実はオリジナル主義、生エンジン好きで速さにはこだわらない ドリフト競技に参戦中、TSカーカップにも挑戦中
所有免許、資格 大型免許、クレーンオペレーター、玉掛、巻き上げ機、ガス溶接、アーク溶接、テルミット、レーザー溶接、危険物乙4、電検2種、火薬類取扱保安責任者(甲種)
松尾 隆 57歳
丸松建設の社長 百合ちゃんの父親 速い車大好き 古いものを大事にする
悟瑠の父親の同級生
松尾 友香 55歳
百合ちゃんの母親、丸松建設資材調達兼外注先調整担当副社長
旧車大好き、かつオリジナル主義
小笠原 哲史 28歳
愛理沙の兄。別の会社に勤めていたが家業に転職、製油担当副社長
旧車好きで母親譲りのオリジナル主義だが必要に応じて改造する
所有免許、資格 大型免許、危険物乙4
ドリフト競技参戦中、TSカーカップ挑戦する 愛理沙の元旦那とは親友で同級生(第三十六話参照)
長野 暁 31歳。
スーパーマーケットの販売部移動販売課 課長代理。
かつては首都圏のバス会社に居たが欲しいバスが排ガスの関係で住んでいた地域で登録できなくて雅子がいたスーパーに転職。今は愛理沙ちゃんの上司短尺バス好き
所有免許、資格 大型2種免許、牽引免許、危険物乙4 簿記3級
狩野と一緒に走り屋チームの運営していた
狩野 守 31歳
丸松建設の業務課課長 運送会社にいたが首都圏の事業縮小で地方に転勤になった。偶然募集していた松尾建設に転職
所有免許、資格 大型2種免許、牽引免許、玉掛、巻き上げ機、ガス溶接、アーク溶接、危険物乙4、電検2種、テルミット、レーザー溶接、クレーンオペレーター、火薬類取扱保安責任者(乙種)
長野と一緒に走り屋チームの運営していた
河野 優花 23歳
スーパーマーケットの業務課から移動販売課に異動。大型免許取得して移動販売車で販売する
所有免許、資格 大型2種免許 簿記3級
綿貫 洋平 38歳
スーパーの販売部 移動販売課 課長
大型免許取ったらバスに嵌って自分でも買ってしまった。大型2種も持っていて見学者用のバスを運転する
所有免許、資格 大型2種 商業簿記2級
橋爪 正治 62歳
かつて雅子が務めていたスーパーの社長
雅子や百合、愛理沙に刺激されバス好き、旧車好きが復活
見学者の送迎の為のバスとしてボンネットバスそろえてしまった スーパーマーケットの広告も兼ねている
笠木 徹治 31歳
ウッディパラソルの経営者:悟瑠の父親の先輩(笠木 達也)が経営していたが代替わりした2代目
大型車主体の中古車屋 お店が暇なときは敷地内の笠木工房で作業
笠木 達也 61歳
笠木工房の共同運営者、ウッディパラソルの初代経営者 かつては悟瑠の父親、隆弘の父親と同じ大型車のディーラーにいたが、結婚を機に独立してウッディパラソルと笠木工房立ち上げ、奥さんの地元に移動
お店が暇なら奥さんの実家の農業をやる
植木 桂 61歳
笠木 達也の奥さんの兄
同じく笠木工房の共同運営者 40歳で大型車のディーラー勤めを辞めたのち実家の農業をしながら笠木工房に合流して共同で運営する
矢代 圭一、伸一親子
松尾建設のビル内装工事委託先の経営者
大型ボンネットバスが好きという親子で趣味人
五式 紫陽花 19歳
愛理沙のいたレディスの13代目総長 小5から一つ上の兄とともにカートで走っている。
空手部だったが顧問の意地悪で干されたが、顧問の弱みを見つけて追放。
段位はあえて取って無いが実力は3段以上と言われる猛者。
佐野自動車販売に就職した 五式不動産のお嬢さん
所有免許、資格 準中免許 商業簿記2級 危険物 自動車整備
石川 由香里 20歳
個人の販売店から丸松建設に転職
雅子と百合ちゃんと同じ高校でレディスの12代目総長
高校では古武道部の主将もやっていた猛者、愛理沙のアドバイスで段位を取っていないが実力は3段以上といわれている
所有免許、資格 大型免許 商業簿記2級 危険物乙4
高橋 六星 19歳
五式 紫陽花の同級生 新卒で入ってきた
販売が好調で人が不足して佐野自動車に新規採用
所有免許、資格 準中免許 商業簿記2級 危険物
高橋 愛実 24歳
高橋 六星の姉 加藤運輸に転職
加藤運輸ではドライバーが不足して舞由良のつてで小規模運送会社から転職
所有免許、資格 大型免許 牽引免許 商業簿記2級 危険物乙4
山口 奈津子 22歳
個人事務所から雅子がいたスーパーマーケットに転職
元レディース総長 11代目 身長176cmと大柄
「親父、ところで5連休にして良いのかよ。そうだ、このFC80Cってきつい坂を上るにはF型エンジンじゃあ不十分だったのかなあ?」
「ああ、多分非力というかトルクが無くて回すから燃費が悪かったんだろ。ディーゼルなら重機の燃料を使えるだろ。そうだ、悟瑠、休みはOKだよ、緊急の整備や修理は仲間うちに頼んだよ。販売はほとんどネット販売なんでお店自体は閉まってても雅子が導入したAIで見積もりを返せる様になってる」
「雅子はいつの間に?」
「楽でしょ。忖度無しの見積もりするからね。まあ値引きはママが車を見て決める。買取の時は画像解析で買うんだけどね」
「全くこれだよ。それなら仕事忘れてゆっくり休もう。今までは突貫修理が多かったからその疲れを取ろう」
「そうだな。このところ疲れて大変だよ」
僕らは先月からの修理に追われた疲れを癒すための5日間の休業に踏み切ったのだった。
しかし、あろうことか雅子が言ってた四の五の言えないことが本当になるとはこの時誰も思っていなかった。
「悟瑠、5連休はどうするの?」
「愛理沙がお休みの時は一泊でリフレッシュしに行こうかなって思ってる。日曜と月曜2連休だよね。宿取ってる」
「うん、土曜が出になって休みが月曜になったの。火曜日は車内消毒の日だからお休み取ろうかな?内勤だから、長野さんに頼んでちょっとお休みも良いかな?」
「愛理沙、それもいいかもね」
「明日行ったら課長に言ってお休み貰おう。その間は子供たちはママに頼んで悟瑠と遊びに行こうっと」
「そうだね。二人っきりで3日間いいかもね」
「そうね。明日は?」
「スポンサー巡りだよ。雅子と隆弘と隆文の4人で手分けして。百合ちゃんと舞由良ちゃんは休みじゃないって言ってるから今回の休みには誘わなかった。5連休の最終日もスポンサーに会いに行って今年もお願いしにいくんだよ」
「そうよねえ。あたしも顔出さないといけないかな?」
「ありがとうね。大丈夫、僕ら4人で行ってくる。親父も一緒に行って佐野自動車の代表って形にしてる。成果報告の時は一緒に頼むよ。去年はドライバーの紹介ってことで一緒に行ってくれって頼んだけど今年は2年目だからいいよ。いい成績取ってくれてありがとうだよ。F80C改を納車したら今年からスポンサーになってくれたところにも挨拶に行くからその時はドライバー紹介ってことで一緒に来て欲しいんだ」
「わかった、水曜日、あたしはお仕事ね。そうだ水曜日は哲也たちのお迎えお願いできるかな?」
「5時までだっけ?」
「うん」
「いいよ、戻れる」
土曜日、僕と雅子、隆弘、隆文の4人は去年からスポンサーになってもらった県内の会社をめぐって今年もスポンサーになってもらえるようにお願いしていた
去年は望外にも2回入賞できて放送にも配信にもしっかりスポンサーの名前が写っていたことで快く引き受けてもらっていた
日曜日から火曜日まで僕と愛理沙は三四郎君で芦ノ○、富○山を巡っていた。
「遊覧船っていいかもねえ。悟瑠はこの辺りにバトルで来たことあるの?」
「うん。この辺りも来たよ、僕は三四郎君で走ったよ。雅子はイチゴちゃんで走ったなあ。(第九話参照)あのころは怖いもの無しって感じで走っていたなあ。今はちょっと押さえてるかな」
「そうなんですね。今の雅子先輩を見てるとそんな風に見えないんですけど」
「そうかもね。っていうか雅子は今でも怖いものなしって感じだよ、猛牛のように狙ったところに一直線みたいな感じで」
「アハハ、悟瑠さん、雅子先輩を猛牛だなんて」
「雅子は度胸だけなら僕よりもいいよ。僕が止めないと全開で突っ走る」
「そうなんですね。それでスーパーマーケットでも高卒で異例の速さで係長になって仕切っていたんですね」
「そう、いうこと聞かない大卒には相当苦労したみたいだけど」
「わかります。主任に上がるかっていうときに百合先輩との競争に敗れてなれなくてふてくされていたんです。課長も困ってましたからね。百合先輩も販売の方で改善のところと進め方のプロセスのところで良い評価だったんです」
「そう。仕方ないよね」
「百合先輩も係長になって半年くらいで辞めちゃって。課長が優秀なのがいなくなったとか嘆いてました」
「百合ちゃんの家の会社も周りを吸収合併して大きくなって本社の手が足りなくて大変だったからねえ。お兄さんの譲さんも転職したんだけどどうしても牽引がうまく取れなくて困っていたんだよ。今も牽引を持ってないんだよ」
「あ、そうなんですね。うわー。この湖ってお水がとても綺麗ですねえ」
「うん、いいところにこれたねえ」
愛理沙と僕はゆっくりした3日間の旅行を満喫して帰ってきた、アジトでガレージを見るとGTカーが低床エアサスウイングに乗ってて動かした跡があった。
お土産を置きに行った時に親父から聞いた通り、雅子と百合ちゃんは3日間自分たちが運営するコースで走り込みしていたのは本当だ、雅子と百合ちゃんのGTカーにかける意気込みは相当なものだと思っていた
「先輩たち凄いなあ」
「雅子は去年ついにトップ取れなかったから今年こそって感じだね。負けず嫌いの性格がなせることなんだろうね」
「そうですね。あたしもなんか焦ってきたかも」
「わかるけど、焦んない方がいいって。肩から力抜いて仕事したほうがいいってことも多々あるから」
「そういったらそうですね、悟瑠の言ってることってあたしがいつも優花に言ってることだ。そうね、そうしよ」
「じゃあ、休もうか」
「うん」
次の日、愛理沙はスーパーマーケットに出勤、僕は雅子、隆弘、隆文、親父と一緒にスポンサーにあいさつ回りしていた。
スポンサーの事務所迄の車の中でだべっていた
「雅子、3日間走っていたんたよね」
「うん、GTカーを壊さないように70%くらいね。走り込みよ」
「タイヤは2セット使ってかやるなあ」
「あのコースって8の字だから、左右均等に減るでしょ。それにもう1セットは百合リンだよ。」
「そういうことか。3日間を2セットか」
「どっちにしてもタイヤはハードが入っているから減らないって。と言うかバーストするギリまで交換しないで攻めるとどうなるかも見たかったから」
「やるなあ」
「まあね。あ、着いたよ」
僕らはスポンサーの一つのステアリングギヤを作っている会社に行った
会社について、応接室に案内されて、少し経つと担当者と上司が入って来た、早速親父が
「本日はお忙しい所お時間いただき、どうもありがとうございます」
「こちらこそご丁寧にご挨拶いただきどうもありがとうございます」
別のメーカーの社員の方が
「噂では自分でコースを持っていると聞いておりますが」
「はい、持っております。よろしければご案内します」
コースの共同オーナーの雅子が答えていた
「いいんですか?ぜひ見て見たいです」
「それではご都合いい日をお願いします。貸し出しもやってますので」
「それは素晴らしい。貸し出しもですか?」
「はい、走行会も出来ますし、ゼロヨンも周回もできます。マッドもありますよ」
「それは素晴らしい。当方でも走れるコースが無くて困っていたんですよ。特に高速で走れるところが無くて、自動車メーカーのオーダーにこたえるようにしたいんですけどメーカーのテストコースまでいかないとわからないところっていっぱいあるんですよ」
「そうなんですね。まずはご見学にいらしていただけるといいと思います。それにデモ走行なら当方でできますので」
「是非。社内で日程検討してお伺いする日をご連絡いたします」
「はい、ありがとうございます。お伺いするのに都合良い日に他の予約が入っているといけないので今月来月で空いている日を島津様のメールにいれました。お手数ですが確認よろしくお願いします」
「素晴らしい。どうもありがとうございます」
このメーカーのように何社かめぐってスポンサーへのお礼と今年度のスポンサーの依頼していた。
僕はスポンサー巡りを小学校の学童が終わる時間に間に合う時間迄にして、哲也と愛美ちゃんを引き取ってアジトに帰ってきた。
僕が夕ご飯を作って帰ってきた愛理沙と子ども達と団欒して僕の5日間の休みが終わった
次の木曜日、百合ちゃんからガレージが出来て納車して欲しいという連絡があったので、うちで預かっていたFC80C改を野上さんに納車にアジトから直接行った。
いつものウッディパラソル経由の下道はまだ雪で通れなかい時期なので、高速を使って納車に行った。
一緒に行ったのはいつものように雅子で、今回は自分の鉄子ちゃんでついてきていた。
「雅子、峠道でいざとなったらFC80C改を引っ張ってくれよ」
『まかせて、そのために鉄子ちゃんで来たんだから」
「さすがだね。それじゃあよろしくね」
『うん』
僕と雅子は高速とは言ってもFC80C改の最高速度が4速ミッションの関係もあってせいぜい80キロ。いくら特製のクランクを組んでいるとは言っても無理させずに60〜70キロくらいで流していた
途中の峠の雪道も全く問題なく無事クリアして野上さんの家に着いた
百合ちゃんから聞いてはいたが、ガレージは見事なつくりでしっかりと鉄骨で屋根を組んでその上にソーラーパネルが設定してあった
事前に連絡していたのであろうことか?ウッディパラソルの笠木さんも来て待っていた
「野上さん、お持ちしました、FC80C改です」
「おおお、綺麗になってる。素晴らしい」
「ご要望通りエンジンはディーゼルに乗せ換えましたので、型式はFC80C改です」
ドムドムドムドムドムドムとプレコンバッションエンジンの低い燃焼音を立ててアイドリングしているFC80C改に乗って説明していた
「要望のフィンガーシフトとエアコン、パワステ、各種のアシストもいれました。ドアも自動ドアにしてます。エンジン切っている時はここにコックがあるのでこれをフリーの位置にして開閉してください」
「はい、ありがとうございます」
「ここのコックの蓋にも鍵がかかりますし、ドアにも鍵がかかります。ハンドルロックが無いので不正な方法で開けようとするとすべての電装系が作動しません。この車の噴射ポンプは電子制御のポンプなので電源切れるとエンジンがかからないのです。エアコンプレッサーが止まるのでアシストも無くなります。エアコンとパワステも止まります。もしおかしくなったらエンジン掛ける前にリモコンでロックとアンロックお願いします」
「ありがとうございます」
「たしかになあ、このクラスは運転しやすいからなあ。盗む奴もいるらしいから油断しないほうがいいな」
「笠木さんのいう通りですね」
「車に何か不具合ありましたら連絡お願いします。笠木さん、車検、点検お願いします」
「はい」
「はい、任せてください。親父もよろしくと言ってました」
「ありがとうございます。それでは僕らはこれで失礼します」
「どうもありがとうございました」
お店に帰る道中、雅子と鉄子ちゃんの中でだべっていた
「パパから聞いたけど、もうすぐ春の大型車と重機のミーティングがあって今回の幹事任されちゃったって」
「ああ、親父が言ってたなあ。今回は雅子のコースだろ」
「そう、1日なんだけど規模が違ってて、全国からって行ってた」
「まじかあ」
「あたしはこの鉄子ちゃん出すけど、お兄ちゃんはハットくん出すんだよね」
「うん、その予定。今回はP−までだよね」
「うん、それなんで、愛理沙は展示するのが無いから、キッチンカーでお弁当売るとか言ってた。優花ちゃんも今回はお弁当売るとか言ってたこと」
「もしかして、哲史さんはレン君で展示しながら獣脂販売?」
「そうみたい、このところの健康ブームで自然由来の脂肪分に注目集まってるから、結構売れるっていうか工場直販って道の駅でゲリラ販売やるんだけど売れまくってるとか」
「そうだね、うちは他には親父はジュゴンでお袋はサナちゃんかな?」
「うん、百合リンはパイ君で譲さんはビーフさん、お父さんがしずこでお母さんはてつしくんって聞いた」
「試乗会あるんだよね。うちはバスを出せるとしたらアサイー君かケーテン君かコニタンだよねえ」
「うん、コニタンがいいかな?ママのサナちゃんもいいけど」
「矢代さんのDB100Kも来るかな?」
「そうね。野上さんのFC80C改乗って来てくれるかなあ?」
「それもいいね。DR11改もいいなあ」
「まさかと思うけど、百合リンの家の軽キャブと軽ボンを並べて展示もいいかな?」
「それなら、丸松建設からレイ君《BXD30E改》とスーパーマーケットから丸ちゃんとがそろったらボンネットとキャブオーバーが並ぶと面白いよね」
「それもいいよね。パパのジュゴンとしず子とを並べるのも」
「それもいいかもね。でん六くんも並べれば完璧ね」
「そうだな」
駄弁りながらFC80C改を野上さんに納車してお店に戻ると、親父はあちこち連絡とっていてミーティングに来る台数の集約をやっていた。
その週は幸いなことに整備の仕事が谷になっていて、みんなでこのところ酷使されていた佐野自動車の所有車のメンテしていた。
ちょっと放置したのが悪かったのか?油脂類の交換や、塗装のメンテ、車内の掃除、タイヤ交換と結構やることが多かったのだ。
「雅子。オイル交換したけどBDF使ってるせいか?あんまり横れていないよ」
「うん。このオイルもそうよ。黒煙吐かないからかしらね」
「悟瑠、ブレーキフルード交換とカップキットの交換したけど結構きてるなあ。定期交換部品ってほんとだよなあ」
「悟瑠さん、まさに医者の不養生ってやつですね。メンテをしっかりやってうちの車が故障してお客様に迷惑かけないようにしないといけないですね」
「そうですよ。みんなもいい勉強になったかな?」
金曜日まで会社の車のメンテナンスをやって過ごした。
週末は僕と愛理沙の休みが一致していたので、コースに行って走り込みやっていた。
新たに、同じスペックで2台作っていて練習用に使っているのは去年度の車でスペアマシンという位置づけにしていた。
「悟瑠、すっごく安定しててめっちゃくっちゃ踏み込める」
「よかった」
「そうそう、愛理沙の言う通りよ。ここまで踏めるっていいわよ。参戦始めた時から比べたらコーナーで踏み飲んでいる時間が20%くらい増えてる」
「よかったよ。気に入ってもらって。作ったかいがあったよ」
「あ、明日は百合リンも来るって」
「OK。それなら雅子達は今日うちに練習やれるだけやっちゃおう」
「そうね、あたしたちみたいなサンデーレーサーには走り込む時間が少ないもんね」
「そうだけどね。とはいっても勝つなら時間無いとは言ってらんないから」
「うん、走れるだけ走ってね。それにしてもお兄ちゃんがつくったエンジンってタフよねえ」
「というか、これって元から300ps以上発揮して20万キロ走るためのエンジンなんだから。それにコーティング技術上がってて僕のもそうだけどステンレス蒸着してるからノッキングしにくくっていいよ」
「あの技術使ったの?」
「うん、うちの内燃機部門でやったんだよ。シートカットの腕はさすが隆弘のおじさんは職人業だよ。まったく衰え見せないから。加藤運輸に新人が入ったもんだから時間があるとか言ってGTカーのエンジンやってくれるから助かるよ」
「へえ、凄いんだねえ。そんなにうまいんだ」
「隆文もうまいけど、隆文がまいりましたと言ってるんだよ」
「すごっ」
「とにかく僕らの車は耐久性重視のチューンだから遠慮なく踏んでいいよ」
一日中走った雅子と愛理沙ちゃんは満足してアジトに帰ってきた、アジトについて車を降ろすと僕は2台のGTカーのメンテをやっていた。
エンジンオイルを交換して、ブレーキフルードも交換、ホイールベアリングのガタつきを確認していた。
タイヤもホイールに組んであるものに交換してぼろぼろになっているタイヤは交換していた
「隆弘、隆文、メンテに来てくれた助かるよ」
「今日は2台をめいっぱい走らせたんだろ。仕方ないさ」
「明日も僕は付き合うからさ」
「明日は俺が行くよ。百合と隆文だろ」
「隆弘。今日は子供たちを見てくれて助かったよ。でなかったら一日中走っていられなかったよ。わかったよ」
「良いってことよ。明日は隆文のみゆきの面倒見頼むよ。舞由良ちゃんもコースに行くんだって。なんかTSカーいいなあとか言ってるよ」
「良いよ。明日は僕がみゆきちゃんを見るよ」
「頼むぜ。それでチャラだな」
「そうだな。愛理沙は明日子供たちの服を買いに駅前に出かけるって言うから。雅子と一緒にみるか」
「それも良しだろ」
次の日は僕と雅子はアジトでみゆきちゃんの面倒見て過ごしていた、帰ってきた隆弘たちに聞くと隆文と百合ちゃんは相当満足していたらしい
次の月曜日からはお客さんの車の車検、点検、故障の修理をやっていた。
仕事の合間、時間を見つけてミーティングの準備をやって過ごしていた
土曜日は会場準備で一日バタバタ過ごしていたが、大規模なミーティングなので次の日曜日が楽しみで仕方なかった
次の日曜日、ミーテイングに参画していた、僕はハットくん、雅子は鉄子ちゃんを展示、親父はコニタン、お袋はサナちゃんだった。
佐野自動車の車の説明は僕と雅子だった
丸松建設では軽ボンと軽キャブ、レイ君《BXD30E改》、なみちゃん、丸井ちゃんを展示していた
説明は譲さんと百合ちゃん
加藤運輸からはスワンとみさえ、はてなちゃん、まる子を展示してた
隆弘と舞由良ちゃんが説明していた
スーパーマーケットからは丸ちゃんと綿貫さんがかなさんを展示、ほかには長野さんが真弓を展示していた。
矢代さんからはDB100KとBH15改ボンネットを展示していた
隣の県からは野上さんがDR11改、それと高尾さんに運転を頼んで納車したばかりのFC80C改を展示してたのだ
ミーテイングにはスーパーマーケットから2台のキッチンカーが来て食べ物の販売だった。
スーパーマーケットの販売車の担当は愛理沙がお弁当&惣菜販売車、優花ちゃんがお弁当キッチンカーになっていた
奈津子ちゃんは4t保冷車で食料品の在庫管理と展示場内でのデリバリーの担当もしていたのだ
また、小笠原精肉からは予想通り哲史さんがレン君で獣脂を販売していた
他には地元のアイドルグループも来て場を盛り上げていた、簡易ステージの様子をチャーターした大型ビジョンを持つアドトラックを使って3か所で写していたので展示を見ながらでも生でも見てるように設定したのだった。
何時もの様にターマックコースでのバスの試乗会、展示した車の走行会は参加台数が多いのでコースの管理道路でやっていた。
「うん、それにバスの試乗会は時間が短いから整理券配りが結構大変かな?」
と、喋っていると百合ちゃんがやって来て
「雅子、ごめん。試乗会のバスのドライバーお願い。軽キャブに乗ってくれない?ママは営業で忙しくってドライバー足りなくて」
「いいわよ。お兄ちゃん。悪いけど車の説明よろしくね。パパたちは再生の仕事の営業ね。百合リン、由香里も来てたよね」
「うん。紫陽花も来たよね、一緒に高橋姉妹も。でもさ、お客さん乗せるなら由香里よりも2種免許持っている雅子に頼みたいのよ」
「安全考えたらそうだよね。それにしてもどこに隠してるのっていうくらい車があるよね」
「ほんとよ。おおよそ200台?300台?」
「うん、試乗会に使うバスは5台か、充分だな」
「そうだね」
展示している車の中にはボロボロでついついへこみを直したい、錆取りしたい。この穴をふさぎたいと思う車も来ていて僕の修理工としての血が騒ぐ車たちが多かった。
雅子もこのところ修理を担当しているのもあって僕と同じことを思っていたらしい
その雅子は午前中の2時間と午後の2時間、丸松建設の軽キャブのドライバーやっていた。
他に提供されたのは軽ボンで百合ちゃんがドライバー、DB100K改、DR11改とかなさん;綿貫さんがドライバーの5台だった
「え?奈津子も来てたの?」
お昼にお弁当を買いに行った雅子がびっくりしていた。
「はい、お仕事です。あたしも大型取ってからついつい興味がわいちゃって課長に日曜日のミーティングの販売に出れる人って言うから楽しみで来ちゃいました。いいトラックあれば欲しいです」
「奈津子までうりたしで買うんじゃないわよ」
「はい、先輩って何台かもってますよね。古いと維持費大変なんじゃないですか?故障多いとか?」
「奈津子、あたしは自分でいじるからどこがおかしいかわかるから直すのも簡単よ。自分のお店で再生してるんだからどこにやばいところあるかをわかって乗ってるから」
「そうなんですね。ここに修理頼めばいいんだ」
「先代。そうですよ。あたし頼むって決めましたから」
「え?由香里?あんた何か買う気?」
「はい、実はさっき見つけちゃっいました。総輪駆動でキャブオーバーのバスが現物はないけどパネルで展示してたのを買います。九州なんでここには展示できないけど走るから乗って帰れますって車買うって決めちゃっいました」
「おいおい」
「先代もですか?」
「あれ?紫陽花?何にこにこしてるの?まさか?」
「実は、閉館する博物館で展示車の販売してるから買っちゃった」
「え?なにを買ったの?」
「FC80の消防車。シャシはしっかりしているから先輩、野上さんのFC80C改のデータ使って矢代さんのDA90のようにバスにできないかなあ?」
「まじ?」
「そうだよね。紫陽花は佐野自動車の従業員だよね。雅子先輩、あたしが買ったバスのメンテお願いします」
「由香里のも?」
「大型の練習するから買ったんですよ。百合先輩もいいかもねって言うんで決めました」
「わかったわ」
由香里ちゃんと紫陽花ちゃんが嬉しそうに話しているこの時は由香里ちゃんが買った車の正体がわかっていなかったのでのんびり構えていた
ミーテイングが終わって月曜日は親父と主催者たちは後片付けしていた。
紫陽花ちゃんが買ってきた消防車だが、残念ながら書類がなくてこのままでは公道復帰が難しいことが分かってしまった
「紫陽花、このFC80Cって書類ないから公道復帰難しいかも」
「先輩、どうすればいいんですか?」
「まあ、書類の有るフレームがあればいいんだけど、DC80Cでもいいわよ」
「自分で探します。FC80Cでもいいんですね」
「もちろん。紫陽花やるわね」
「自分が乗りたくって買った車ですから」
紫陽花ちゃんはネットワークを駆使して探していた、そこに舞由良ちゃんがやってきて
「雅子、なんかさ、由香里が買った車取りに行ってくれって言われてさ、九州なんだよ」
「まじ?」
「うん、由香里は自分で行くっていうんだけど、初めての車で長距離なんて無理でしょ。それで相談されている手前無下に断れないじゃん。レディースの掟でもあるし」
「舞由良がいくの?」
「うん、行ってくる。雅子、悪いけどみゆきを見ててほしいの」
「いいわよ。そうか。愛理沙に言うと絶対だからね」
「うん、あたしと由香里の話だから後輩は巻き込めない、百合リンにも。丸松建設からお休みもらうからねえ」
「そうね。いいわよ」
「あっち着いたら、車の型式教えてね」
「型式はわかる、K-SKW520改だって」
「ふーん、分かった。あとで画像もあると助かる」
「いいよ」
舞由良ちゃんがそのまま飛行機に乗るべく由香里ちゃんと一緒に電車に乗って行ってしまった
「仕事が来たってことだよね」
「うん、紫陽花のFC80はいったんばらしてフレーム載せ替えね」
「それはなんとでもなる。ボディを降ろして改造するから」
「由香里が買ったのがK-SKW520改かあ、まさかねえ」
「ああ、そのまさかだったら笑うしかないって。さて今のうちにばらしてみよう」
僕と雅子たちはFC80のフレームとボディを分離する作業をやっていた。
ぶっ飛んだのは翌々日の木曜日の朝のこと、お店の駐車場にくだんのK-SKW520改が停まっていた、それを見ていた鈴木さんが
「悟瑠さん、間違いなくこれって私が元居た工場で作ったシャシですよ。ここに銘板があります。しかも診療所用のボディを載せてますね、ボディは58MCE1改ですね」
「再生しましょうか?笑うしかないでしょ」
「あはは、かえりなさいですね。生まれた地に戻ってこれたってことで」
「そうですね。雅子。エンジン載せ替えとターボにしてくれだったよね」
「うん、8PA1でしょ、8PD+ターボにしてだって。定番のメニュー入れてだって」
「わかったよ」
僕らは再生を頼まれた2台のバスの仕事の段取りを決めて取り組んでいた
その週の金曜の夜のこと、僕は哲史さんに頼まれて、獣脂販売車での荷崩れしない運転を教えてくれと言われて哲史さんのホームグラウンドで教えていた
車はレン君ではなくフライヤーちゃんだった
「哲史さん。この車なら挙動が速いからわかりやすいかもね」
「はい、どうもカーブでの走り方にやばいところあるようです」
「行きましょう」
哲史さんの運転でふもとから登っていた、コーナー2つ抜けた時点で分かった
「哲史さん、わかりましたよ。まず、修正舵が多いんですよ。TSカーとかドリ車と違って反応鈍いんで切りすぎやってますよ」
「やっぱり」
「この場合はもっとゆっくりでいいんですよ。片側に当てながら走るんです。それからわかると思いますが愛理沙に合わせて有るんでエンジンの反応がいいんですよ、レン君も隆さんが乗るんでレスポンス上げてますから」
「はい、気をつけてはいるんですけど」
「たぶん、ドリ車の癖が抜けないでそのままなんだと思います、TSカーのように舵角減らしていきましょう。アクセルワークはTSカーはかぶるんで慎重にしているはずですからTSカーと同じと思って運転いましょう」
僕のアドバイスを受けながら哲史さんがホームグラウンドを3往復してスムーズに乗れるようになって上の休憩所に入ったところ、紫陽花ちゃん達レディースのメンバーが絡まれていた
聞くと、バトルを挑まれたらしいのだが、車が紫陽花ちゃんが乗ってきているお兄さんと共有のZN8しかないので困っていたのだ
それを聞いた哲史さんが
「紫陽花ちゃん、僕が行くよ。そろそろドリは卒業にしてTSカーカップに行こうかと思ったけど獣脂工場の仕事で練習の時間が取れないんだよ。それなんで割り切ってアマチュアの立場でTSカーのサンデーレースに転向するんだ。それなら峠のバトルも良いだろう」
そういって僕にフライヤーちゃんで大型車の運転を教わっていた哲史さんがバトルを挑まれていた紫陽花ちゃん達に助け舟を出した。
「え?7代目のお兄さんですよね」
「任せて、僕なら勝てる、車がないから借りることになるけど」
「大兄と小兄の車ですけど、哲史さんならいいですよ」
「そうか、陽太郎と陽次郎の車だよね。悪いが借りるよ」
「あ、そうですね、大兄と小兄の高校の先輩ですもんね。お願いします」
「そうだな、二人とも元気とか言ってたな。高校の後輩だな。」
「なんだお前は?」
「かわいい後輩の妹が困ってるんだ。先輩の俺が相手だ、不足か?」
「ほう、自身がありそうだな。いいぞ」
「悟瑠さんの3番弟子の俺にかてるかな?」
「悟瑠?って知らんなあ」
「後でほざくなよ。悟瑠さん、行ってきます。悟瑠さんに恥じない走り見せます」
「哲史さん、隣いいですか?勉強したい」
「紫陽花ちゃん、いいぞ。悟瑠さんほどうまくはないけど」
紫陽花ちゃんが乗ってきていたZN8の運転席に哲史さんが乗り込んでブリッピングしていた、シュオッシュオオオーンという軽快な音が響く
どうやらこのZN8はフライホイールの軽量をやっているらしい。
相手の車はというとヒューン、パシューンというブローオフからの排気の音、ZN8と走る相手のSXE10はどうやらターボチャージャーをつけていそうだ
「さあ、やろうぜ。こっちは準備OKだ」
「よし、清二行ってこい。勝利の手順はわかっているな」
「おう。任せろ浩一」
「いくぞー」
レディースの掛け声で2台の車がスタート地点に着いた、スターターを務める金色の龍の刺繍が入った真っ赤な特攻服に身を包んだ娘が両手を上げてカウントダウンする
「5.4.3.2.レディー、ゴー」
スターターの両手が下がってキャリキャリキャリキャリキャリという2台のFR車のリアタイヤが上げるスキール音、猛然とダッシュする2台が春名のダウンヒルをスタートしていった。
いうと実現しちゃう?まさかねえ
登場人物の所有車紹介
佐野 雅子
・大型リアエンジンバス
①観光シャシ+観光ボディ
KC-RA531MBN改
U-RU2FNAB改
②路線シャシ+観光ボディ;V8に換装
KC-UA460NAN改
③路線シャシ+路線ボディ
路線用前中2ドア
U-LV218M改;V8に換装
U-UA440HAN改
④短尺路線用シャシ+路線ボディ
路線用前中2ドア
U-RP210GAN改
・大型トラック
①キャブオーバー 元除雪車 V10に換装済
ダンプ
4×4 U-FZ2FJCA改
カーゴ フレーム交換車
6×6 KC-FU4FPDA改
①ボンネット
カーゴ
4×4 K-TSD45G改
・小型車
①クーペ
GF-S15改
佐野 悟瑠
・大型リアエンジンバス
①観光シャシ+観光ボディ
KL-RA552RBM改
KC-RU3FPCB改
②路線シャシ+観光ボディ;V8に換装
KL-UA452PAN改
③路線シャシ+路線ボディ 路線用前中2ドア
KC-LV280N改
KC-HU3KMCA改
④短尺路線シャシ+路線ボディ 路線用前中2ドア
U-MM618J改
・大型トラック
①キャブオーバー 元除雪車 フレーム交換車 V10に換装済
ダンプ
4×4 KC-CF53XGH改
カーゴ
6×6 KL-CZ55YNH改
②ボンネット
カーゴ
6×6 P-HTW22K改
・小型乗用車
①セダン
GFーENR34改
佐野 愛理沙:雅子の後輩 旧姓:小笠原
・大型リアエンジンバス
①路線シャシ+観光ボディ
U-MS716N
・大型トラック 元除雪車
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 KC-FR529改
・小型乗用車
①セダン
GF-GC35改
佐野 康晴;僕の父親
・大型バス
①リアエンジン 路線シャシ+路線ボディ
自家用1ドア
KC-UA521NAN改
②ボンネット トラックシャシ+路線ボディ 路線用1ドア 元移動診療所
4×2 TK20L改
・中型リアエンジンバス
①路線シャシ+路線ボディ 路線用前中2ドア
P-LR312J改
K-102H改
・小型リアエンジンバス
①路線シャシ+路線ボディ 路線用中1ドア
P-RB115AA改
・大型トラック
①ボンネット
カーゴ
6×6 TZ50MD改 V10に換装済
ダンプ
4×4 TF30GD改 V8に換装済
・小型乗用車
①セダン
Q-LS131H改
佐野 康子:僕の母親
・大型バス
①リアエンジン 路線シャシ+路線ボディ
路線用前中2ドア
U-LV224K
②ボンネット トラックシャシ+路線ボディ
路線用1ドア 元移動診療所
4×4 T370改
・大型トラック
①ボンネット
ダンブ
4×2 KB112D改
カーゴ
4×2 TD50AD改 クレーン付きカーゴに改造済
・小型乗用車
①ハードトップ
E-KE70
②セダン
E-AE70
加藤 隆弘
・大型トラック 元除雪車
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 U-FR415H改
カーゴ
6×6 K-FU633AA改 V10に換装澄
・大型リアエンジンバス
①路線シャシ+路線ボディ 自家用 1ドア
U35H改
・小型乗用車
①セダン
CBA-GVB
加藤 百合:雅子の高校から親友 旧姓:松尾
・大型リアエンジンバス
①観光シャシ+観光ボディ
P-RU636BB改
P-RA52M改
・大型トラック
①キャブオーバー
カーゴ
6×6 K-FW125M改 V10に換装済
②ボンネット
ダンプ
4×4 W81D改 V8に換装
・小型乗用車
①クーペ
EーS110改
加藤 隆文
・大型トラック 元除雪車
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 SKS390改
カーゴ
6×6 K-SKW520改 V10に換装済
・大型リアエンジンバス
①短尺路線シャシ+路線ボディ 路線用前中2ドア
MR510改
・小型車
①クロカン4×4
KG-VGY61
加藤 舞由良 雅子の同級生 旧姓馬橋
・大型バス
①キャブオーバー トラックシャシ+路線ボディ 路線用中+後側ドア
4×2 T810NU改
・小型車
①軽ミニバン
LA-L152S
加藤 隆義:隆弘たちの父親
大型トラック
①キャブオーバー
カーゴ
6×6 SKW440改 V10に換装済
②ボンネット
カーゴ
6×6 ZC120 V10に換装済
4×2 DU780HD改
ダンプ
4×2 DA100D改
・大型リアエンジンバス
①短尺路線シャシ+ナロー仕様路線ボディ 路線用中1ドア
BA05N改
松尾 譲:百合ちゃんの兄
・大型バス
①キャブオーバー トラックシャシ+路線ボディ 路線用中1ドア
4×2 BF30改
・大型トラック
①ボンネット
ダンプ
4×2 T800FD改 V8に換装済
4×4 ZH110改
6×6 6W100改
・小型乗用車
①クーペ
E-GS130改
松尾 隆:百合ちゃんの父親
・大型トラック
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 CF30DD改 V8に換装済
カーゴ
6×6 CZ50M改 V10に換装済
②ボンネット
ダンプ
4×2 TK20GD改
・大型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線ボディ 元レントゲン車 路線用中1ドア
4×2 K-TDJ72改 V8に換装済
②リアエンジン 短尺観光シャシ+観光ボディ
P-RU192AA改
・小型乗用車
①セダン
E-GNY33改
松尾 友香:百合ちゃんの母親
・大型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線ボディ 路線用中1ドア
4×2 DB100改
4×4 TSD43改
②キャブオーバー
短尺トラックシャシ+ナロー仕様路線ボディ 路線用中1ドア
4×2 BXD20E改
・大型トラック
①ボンネット
ダンブ
4×2 TXD60D改
・小型乗用車
①HB
E-KP61
小笠原 哲史
・大型リアエンジンバス
①路線シャシ+観光ボディ
B806K改
・大型トラック 元除雪車
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 K-FR113H改
・小型乗用車
①クーペ
E-MA45改
長野 暁:元走り屋
・大型リアエンジンバス
①短尺路線シャシ+路線ボディ
自家用1ドア
P-MM517J改
路線用前中2ドア
MR520改
②短尺観光シャシ+観光ボディ
MM515H改
・小型乗用車
①クーペ
ZN6
狩野 守
・大型トラック
①キャブオーバー
ダンプ 6×4
U-FS1VKBD改 V10
KC-FS3FKCD改 V8
KL-CW55YNHD改 V10に換装
・小型乗用車
クーペ
ZN6
河野 優花
・大型リアエンジンバス
①路線シャシ+観光バスボディ
P-LV214L改 V8に換装
・大型トラック
①ボンネット
カーゴ
6×6 ZC44改
・小型軽乗用車
①5HB
L700S改
五式 紫陽花
・中型ボンネットバス
①トラックシャシ+路線バスボディ
FC80改
綿貫 洋平
・中型リアエンジンバス
①路線シャシ+路線バスボディ
自家用前1ドア
B622B改
・大型トラック
①ボンネット
ダンプ
4×4 ZH12D改
小型乗用車
①セダン
TA-GXE10
橋爪 正治
・中型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線バスボディ 路線用中1ドア
BX521改
・大型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線バスボディ 路線用中1ドア
BXD30改 後面丸形状
BXD30改 後面平面形状
②リアエンジン
汎用シャシ+路線ボディ 1ドア
MAR480改
笠木 徹治
・中型増トントラック
①クレーン付き 増トン レッカー車
4×2 KC-PK262HFZ改
②ウイング積載車
4×2 KC-PK262UFZ改
③オープン積載車
4×2 KC-PK262VFZ改
笠木 達也:徹治の父親
・4トントラック
①カーゴ
4×4 U-FL618G改
矢代 圭一、伸一親子
・大型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線バスボディ 路線用1ドア
4×4 K-ZC121改 車体メーカーでワンオフ
4×2 BH15改⇒P-FH229BA改 29人乗り仕様 フレーム交換車
4×2DA90改 トラックにバスボディ架装
キャブオーバー
4×2DB100K改 ボロボロから再生 29人の仕様 元ボンネットバス
高尾製油所
・大型トラック
①ボンネット
ダンプ
4×2 T410D改
・中型リアエンジンバス
①路線系シャシ+観光系ボディ 自家用
K-MK116J改
・中型トラック
②キャブオーバー
カーゴ
4×2 U-FB2WEAA
野上さん
大型リアエンジンバス
①短尺路線シャシ+路線バスボディ
DR11改
中型リアエンジンバス
②路線シャシ+路線バスボディ
MK103H改
中型キャブオーババス
③路線シャシ+路線バスボディ
FC80C改
いつも読んで頂き、どうもありがとうございます。
今回はここで更新します。
お気に召しましたらイイネや感想いただけると更新のモチベーションアゲアゲになります。




