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その501〜その505
どれだけ巧妙に姿をくらましても、次の日にはあの人からの引っ越し祝いがドアの前に置いてある。
大きな石に百八個の顔を彫ったところ、毎晩そのうちのどれか一つが慟哭の声を上げる。
一年前に川の中に消えた君が、一面の彼岸花の中で僕を手招いている。
この近辺の鳥が消え、猫が消え、犬が消え、人々が消え始めた頃、うちの庭の木に真っ赤な実がなり、妻と娘が嬉しそうにニコニコしている。
家の中にひっそりと佇んでいた影が、おじいちゃんの葬式の時だけわらわらと増え、家のあちこちを行ったり来たりしている。




