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その496〜その500
とうの昔に眼球のなくなった左眼の眼窩から、細い針が後から後から出て来る。
リモート会議で映し出された同僚の自室の窓から、尋常ではない大きさの顔がこちらをのぞき込んでいる。
久しぶりに卒業アルバムを開くと、クラスの集合写真だった筈の写真には私だけが満面の笑顔で写っていて、他のクラスメイトも先生も円に入って写真全体に並べられている。
旅行先で偶然立ち寄った神社の絵馬全てに、私への呪詛の言葉が書き連ねてある。
何百という鳥の群れが羽ばたきながら寄り集まり、空中に巨大な人の姿を形作っている。




