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その486〜その490
廃墟に残された婚姻届に書かれているのは、とっくに死んだ筈のあの娘の名前なのに、何故だか僕はこれに自分の名前を書かなければならないように思えて仕方がない。
卵を割ると人の胎児のようなものが出て来て、驚いていると身重の妻が素早くそれを飲み込んでしまった。
はるか上空を飛んでいる飛行機の中でふと気づくと、CAも乗客も操縦士達も全てマネキン人形に変わっている。
タクシーに乗ったら座席の下に血まみれの靴が二足、きちんと並べて置かれていて、それについて聞こうとする前に車が走り始めた。
しっかり君と手をつないでいたと思っていたのに、主のいない右手だけが僕を暗がりへ引っ張って行く。




