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その481〜その485

 ぬらぬらした人の形をしたものが街路樹に縛り付けられており、道行く人達がめいめいその肉を切り取って持ち帰っている。






 名前も境遇も自分とそっくりな人物の一生を描いた本を読んでいたら、主人公が焼身自殺をする場面に差し掛かると同時に自分の体も炎に包まれた。







 欄間の向こう側からじっと覗く眼の存在を感じながら、私は今夜もこの広い和室で眠りにつく。






 大木の上の方からバラバラになった人間のパーツが少しずつ落ちて来て、最後に自分そっくりの首が落ちてぐちゃりと潰れた。






 伸び放題に伸びた雑草の草むらの中に猫が入り込んだ直後、暴れるような物音と悲鳴のような鳴き声が聞こえ、しばらくしてぱったりと止んだ。


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