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その421〜その425

 「全ては許されたんだ」という言葉だけを残して、引きこもりだった友人は中からしっかりとカギをかけた部屋からいなくなった。






 その画家の描く街並みはあまりに精緻すぎて、展覧会を開くと必ず、絵の中の街に迷い込んで出られなくなる客が一人はいる。






 山で遭難したグループのただ一人の生き残りは、何を訊かれても「山にカミサマがいた」としか答えようとしない。





 昨日拾った時は確かに猫だと思ったのに、今では部屋いっぱいに広がって、七つの口をぐわりと開いている。






 テレビ画面に行ったことのない場所で受けた覚えのないインタビューを受けている私が写った次の日、周りの人々が目に見えてよそよそしくなった。


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