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その411〜その415

 鏡のように磨かれた大きな石の壁が突然建物の周りを取り囲み、中から人々の叫ぶ声が聞こえるが、それもだんだん小さくなって行く。






 親父の葬式を終えた後、妻や息子や近所の人や上司や同僚といった周りの誰も彼もが、俺の名前を親父の名前と間違えて呼ぶようになった。






 くり抜かれた眼から流れ出した闇が、部屋からあふれ出て家を、道を、街を呑み込もうとしている。






 突如として世界中の様々なものがガラスのように砕け散り始め、せっかくのあなたの微笑みも他のかけらに紛れてわからなくなってしまった。






 さっきからすれ違って行く車全て、運転している者の首が見えない。


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