64/102
その336〜その340
正面から見るといつも二階からこちらを見下ろす人影が見えるこの家、入ってみると平屋建てだし横のマンションから見ても二階部分はない。
手足のねじれた等身大の人形の顔に下手くそな似顔絵を描き殴ったようなものが、昔からのクラスメイトのような顔をして一緒に授業を受けている。
親友の結婚式で花嫁と出会った場所を聞くと俺の家の天井裏だと言われたのだが、俺は今まで彼女と会ったことすらない。
-30℃の冷凍倉庫の中で、巨大な氷柱に封じ込められた美女が目を開け微笑みかけて来た。
冷凍倉庫のドアを開けると裸のおっさんがニヤニヤ笑いながら手招きして来たので、ドアを閉めてもう一度開けてみると、誰もいなかった。




