62/102
その326〜その330
あのひとの首や手足がショーウィンドウの一番目立つ場所に飾られているけど、僕には手が出せない値段がつけられている。
世界の秘密が書かれているという、読めない程に細かい字がびっしり書かれている古文書の一部に、どうしても自分の名前があるように思えてならない。
悪いものを川に流し去る儀式で流されたものがここの浜に全て流れ着くんですが、それを嬉々として拾い集める人にも事欠かないので、浜はいつもきれいです。
マンション一階の内側から施錠された部屋にあった遺体を検死したところ、何十メートルもの高さから墜落したものだという結果が出た。
夜ごと何者かに自分の体を少しずつ食われて行き、今ではついに首だけになって生きている。




