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その281〜その285

 祖父がああなってしまったのは、「この世界の真実が封じられている」と言い伝えられている祠を覗き見たその時からです。






 発掘に向かった古墳の石室の中から、しなびた手が(メモはここで終わっている。)






 100人の子供が死んだ地下室で、ぼくの弟が大事に大事に育てられている。






 小雨の日、更地に真っ赤な座布団が二枚だけ敷いてあって、片方だけに一人の男が座って何かをつぶやいているのだが、少し目を離した間に別の人に変わっている。






 あなたの血を混ぜあなたの姿をかたどったチョコレートを口の中でゆっくりと溶かしながら、あなたが一緒に溶けて行くのを眺めている。


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