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その276〜その280
合唱している皆の顔が全て蝉の顔になり、歌が終わった途端に全員その場に崩れ落ちた。
幼馴染の君に告白した翌日、君の名前で呼ばれるのは顔も性格も全く違う子になっていて、君の姿は母の昔のアルバムの中にしかいなくなっていた。
リアルなドアの形のウォールステッカーを壁に貼ったら、そのドアが少しずつ開き始めた。
「決して声に出して歌ってはいけない」と教えられた歌を、知らない声が私の部屋の前で朗々と歌い上げている。
ネットで廃墟探索動画を見ていたら、映っている建物は廃墟と化した自分の家で、ユーチューバーが今まさに自分のいる部屋のドアを開けようとしている。




