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その216〜その220

 背中にできた顔のようなアザが、延々と世の中への恨み言を語っている。






 歩いていたら坂道で首がぽろりと取れて転がって行き、必死で追いかけたが追いつけない。






 飼っていた猫がほどけて毛糸玉になってしまったので、それでマフラーを編んだら、たまに自分の首からゴロゴロと喉を鳴らす音が聞こえる。






 電車の上にヘビのような長くて赤黒いものが横たわっているが、誰もがわかっていて無視している。






 近所の葬式に来ているほとんどの弔問客が、うちの玄関に向かって無言で深々と一礼してから帰って行く。


「その218」をすこしばかりふくらませたものを、Kan様主催の「玄冬のミステリーツアー」に寄稿しています。

https://ncode.syosetu.com/n9417fw/


「ねこマフラーの話」

https://ncode.syosetu.com/n9417fw/13/

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