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その191〜その195

 壁のひびから血のようなものが後から後から流れ出て、止まらず辺りを朱く染めている。






 前の人が背負っているリュックのファスナーが少しだけ開き、その中から覗く小さな3つの瞳と目が合った。






 壁にかかっている古い肖像画と目が合った瞬間そらせなくなり、その場を去ることも目を閉じることも出来ずそこに立ち尽くしている。






 角のコインランドリーの一番奥の洗濯機には、回る洗濯物の中から覗いて来る誰かがいるから、洗濯が終わるまで無闇に近寄らないように。






 ふらりといなくなったひいおじいちゃんが、五十年後にそのままの姿で戻って来た。


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