30/102
その146〜その150
灼熱の月光が、夜のすべてを灼き尽くそうとしている。
銭湯に来ている人達が音もなく次々と湯の中へ沈んで行き、気づけば湯船にいるのは私一人。
こんなに嵐が吹きすさぶ夜には、沖の方から何人もの声が誰かを呼ぶように響くので、ここらの人は耳を貸さないようにしてるんです。
事故を起こしたトラックの荷台から「呪」と書かれた小石が詰まった箱が見つかったが、送り主も受取人もわからない。
風の強い日、すぐそこを歩いていた人の体がふわりと宙に浮かび、ぱちんと弾けて消えた。
灼熱の月光が、夜のすべてを灼き尽くそうとしている。
銭湯に来ている人達が音もなく次々と湯の中へ沈んで行き、気づけば湯船にいるのは私一人。
こんなに嵐が吹きすさぶ夜には、沖の方から何人もの声が誰かを呼ぶように響くので、ここらの人は耳を貸さないようにしてるんです。
事故を起こしたトラックの荷台から「呪」と書かれた小石が詰まった箱が見つかったが、送り主も受取人もわからない。
風の強い日、すぐそこを歩いていた人の体がふわりと宙に浮かび、ぱちんと弾けて消えた。