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その146〜その150

 灼熱の月光が、夜のすべてを灼き尽くそうとしている。






 銭湯に来ている人達が音もなく次々と湯の中へ沈んで行き、気づけば湯船にいるのは私一人。






 こんなに嵐が吹きすさぶ夜には、沖の方から何人もの声が誰かを呼ぶように響くので、ここらの人は耳を貸さないようにしてるんです。






 事故を起こしたトラックの荷台から「呪」と書かれた小石が詰まった箱が見つかったが、送り主も受取人もわからない。






 風の強い日、すぐそこを歩いていた人の体がふわりと宙に浮かび、ぱちんと弾けて消えた。


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