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その111〜その115
家に帰るとぼくのような顔をした誰かが居座っていたので、ぼくはパパとママのような誰かを探すために家を出た。
子供の頃から飼っている金魚の顔が、だんだん亡くなった母に似て来た。
「自室にいる地縛霊」をフリマサイトに出してみたら、すぐに売れた上、その直後明らかに部屋が明るくすっきりした。
昨夜確かに悪夢を見たはずだがどうしても思い出せず、残っていたのは体中についていた無数のひっかき傷だけ。
父の通夜の晩、母そっくりの顔をした猫がゲラゲラ笑いながら遺体を飛び越えて行った。




