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その106〜その110
死んだ筈の元カノの現れる場所が雨の日ごとにこちらに近づいているのが判ったその日、梅雨が始まった。
ダイエット中の妹に、「今度家に来る彼、内蔵だけならお姉ちゃんとシェアしてあげてもいいわよ?」と妙に上から目線で言われた。
子供の頃行った、すごく怖いお化け屋敷があった遊園地の思い出話をしようとしたが、誰に聞いても「あの遊園地にはお化け屋敷なんてなかったよ」と言う。
この街の行方不明者の八割が最後に目撃されたのは、この古い街灯の下でぼんやり明かりを見上げている姿です。
満月に擬態した巨大な目玉が、どこまでも僕の後を追いかけて来る。




