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その101〜その105

 しっかり確認して鍵をかけたのに、今夜も部屋の中からノックの音がする。






 横断歩道の白い所だけ踏んで渡っていた子供が、最後に足を踏み外して隙間の虚空に落ちて行った。






 世の中の誰にでもなれる怪盗は、自分の顔をどこかに忘れてしまい、常に他人の顔を盗んでばかりいる。






 礼拝堂を瞬く間に埋め尽くした顔色の悪い老若男女の一団は、どこの言葉とも知れない祈りの文句をひたすら呟き続けている。






 何処のコンビニやスーパーに入っても、レジでもらうレシートの裏に「あれがきますよ」と走り書きされている。


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