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その96〜その100

 床に落ちていた手袋をはめようとしたら、すでに中身が入っていた。





 にぎやかなパレードが私の元まで来て、皆嬉しげな顔で担いでいた棺桶に入るようせっついて来る。





 居眠りしている友人の後ろ髪の間から、ぎょろりと覗く眼が一つ。






 夜行バスに乗る自分以外の乗客は皆一様に黒い服を着て黙って前を見ており、車は止まる気配もなく闇夜に向かって走り続けている。






 見知らぬ若い男と互いに殺し合う夢を見た翌日、娘がまさにその男を結婚相手として連れて来た。


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