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その526〜その530

 一家心中で誰もいなくなった僕の実家から、また雑音しか聞こえない無言電話がかかって来た。






 この教室は一階にあるはずなのに、窓から見える校庭ははるか下にあり、みんながじっとこちらを見上げている。






 また踊り場のあれに声をかけた奴がいるらしく、天井まで血しぶきが飛んでて、掃除するのも大変だ。






 飛行機雲にも似た長い長い何かが空を横切っている……と思った瞬間、それがいきなり方向を変えてこちらに向かって来た。






 サイレンの音と共に焼夷弾の雨が降って家々や人々を焼き、今ここに町はかつての空襲の記憶を忠実に再現している。


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