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その521〜その525
ここの細い一方通行の道は、普通に入ると通り抜けられるが、逆走で入って行った車が出て来たことはない。
背中に張り付いた見えない何かに血を吸われる愉悦に、どっぷりはまり込んで逃れられないでいる。
偶然乗り合わせた深夜バスの客達が、揃いの狐の面をかぶって一斉にこちらを見た。
ジェットコースターが出発してから戻って来るまでの間に、乗客が一人消えている。
うちにいらっしゃるお客さんは皆さん、「屋根の上にいるのは何ですか?」と訊いて来られるんですけど、住んでる私達には何も見えないんですよ。




