7回目
昨日は大変な目にあった。サタンって本当にやばい奴だった、でもそれ以上にあの時助けてくれた狐の方がやばい気がする。改めて手の甲を確認して6/100と書かれている、あれは間違いなく夢ではないと実感する。
快「今日はなんだか肌寒いな………」
やけに家が寒いな………外は快晴で逆に気温が高い気がする。出るか?………いやでも………結局これも呪いのせいなんだろう。
諦めて外に出る、するとそこは雪山だった。
快「次はここか………」
僕が外に出るといきなり吹雪始めた。もちろん家はなくなっていた。凍え死にそうなまま歩く。すると近くに小屋があった。
とりあえずここに入れてもらおう………中は薄暗く、誰かいた。
快「あの……すみません」
?「………どなたですか?」
快「………気づいたらここにいて………一晩泊めてもらえませんか?」
?「………いいですよ」
次はいったいどんなことに巻き込まれるのか不安になりながらも暖を取る。
やけにこの人、物静かだな………何考えてるかわからないし、ずっとこちらを見てくる。
快「えっと………どうかされました?」
?「いえいえ………少し臭いまして………」
快「すいません!臭いですか?」
?「あぁ!!そうではなくて………獣の匂いが………」
快「獣?」
?「えぇ………なにか接触しました?」
快「………もしかしたら昨日、悪魔と出会って………」
僕は昨日の出来事を話した。彼女は真剣に聞いていたが途中から神妙な顔をしていた。僕は少し不安になりながら話し続けた。
?「それはおそらく…………いえ!なんでもありません」
快「………気になるんですけど………」
?「いえ………」
彼女は何言わず出て行った。………なんだったんだろう?とりあえず寝るか………
用意してもらった布団で寝る。………寒い………なんかあの人が出て行った所から冷気を感じる。寒いので布団にくるまると、ドアが開き、ゆっくりとした足音が聞こえる。
快「………………」
………喋れない。寒すぎて口が開かない、足音はすぐそこまで来ていた。なんとか薄目を開けるとさっきの女の人がジッとこちらを見ていた。
?「………起きてますよね」
快「………………」
バレてる………僕は諦めて起きあがる。不敵に笑う彼女に恐怖を感じながら距離を取る。
快「あなたはいったい何者ですか?」
?「雪女………名前くらい知ってますよね?」
次は雪女か………外は相変わらず吹雪で逃げる事は難しい、どうするか?
雪女はフゥーっと息を吹きかけると部屋が凍りつく。完全に閉じ込められた。
快「何をするつもりですか?」
雪「あなたは騙されてます」
快「………なんの話ですか」
雪「………彼がどこで聞いてるかわかりません………ただ、約束してください」
雪「私はこれから外に行きます………私が帰ってくるまでなにがあっても部屋から出ないでください」
雪女はそう言って消えて行った。
…………数時間がたった。僕は言われた通り部屋から出ていない…………ドンドンドン!!!………?誰だ?
ドアを開けようとしてその冷たさに手が悴んでしまう。
?「誰かいますかー?遭難してしまって……」
快「………」
僕は雪女の一言が頭に浮かぶ、外に出るときっと酷い目にあう………けど本当に遭難者だった場合、僕はこの人を見殺しにしたことになる。
?「………開かない………あの!本当に誰もいないんですか!!」
快「………」
僕が出した答えは………
スッ
快「僕はもう行きますので好きに使ってください」
?「ありがとうございます!どうか気をつけて!」
僕は外を出た、思いのほか晴れていた。これからどうするか考えていると僕の周りだけ吹雪いていることに気づいた。
雪「約束………破りましたね」
快「………罰なら受けますよ」
雪「………」
スッ
ザクッ
僕の心臓に氷が突き刺さる、身体中が凍り出す、そのまま血を吐きながら僕は死んだ………とてもあっけないな………………
目が覚めると雪山にいた。目の前には雪女が悲しそうな目で見つめていた。
雪「やはりそうなんですね」
快「………なんでわかったんですか?」
雪「………長生きなもので」
快「………この呪い……終わると思いますか?」
雪「………あなたが諦めなければいつか終わりますよ」
快「………よかったら一緒に来ませんか?」
雪「私は臆病者なので、遠慮しておきます……………応援してますよ」
振られたか………でも悲しくはない、きっといつか呪いが終わると信じて僕は歩き出す。
雪「最後に狐にはどうか気をつけてください」
快「………ありがとうございます」
そう言った彼の手の甲には7/100と書かれていた。
ハクマです!
なんか短くなってしまった、8話じゃなくて9話と10話だけ思いついてるから次が出たらすらすらいけるかも




