表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100怪死  作者: ハクマ
28/29

28回目

 追い詰められた僕は氷の結晶を破壊すると突然吹雪が周りを包み込みその中心から雪女さんが舞い降りた。………僕は気づいている、この方は本当はとてもすごい方だってことをきっとこの状況を打開してくれるはずだ。


快「雪女さん、お願いします」

雪「………はい」


 そう言って2人に向かって手をかざすと周りが氷で覆われる。


レ「あ、あなたも彼の味方なんですね」

雪「どうか引いてください、あなたと戦うには約束を破らなきゃいけません」

レ「!?………わかりました、僕は今回、手を引きます」

メ「………快ちゃんは死ぬの怖くないの?私と一緒だったら……」

快「もちろん怖い……けど永遠にその中にいる方が嫌だな………ごめんね」

メ「………」

レ「………ではまた」


…………………………………


 2人が帰った後、僕らはツクヨミ様を探していた。どこに行ったか検討もつかない……最後に見たあのなんとも言えない様子きっと落ち込んでいるに違いない。


雪「呼んでいただいて正解でした、あの悪魔はとても厄介ですから」

快「………ツクヨミ様も怯えてました、でも!頑張って僕を守ろうとしてくれて……」

雪「わかっています、あの子も必死なことぐらい………それにこういう時どこに行くかも……」


 視線の先にはボーッと座ったまま空を見上げたツクヨミ様がいた。後ろ姿で表情は見えないがあきらかに空気ぐ重かった。


ツ「快か………」

快「えっと無事でよかったです………」

ツ「余じゃ……余じゃ………力不足じゃ!もう快の役になど……」

快「ツクヨミ様………」

ツ「さっきも守るどころか逆に助けられ、もう雪女にもあわせる顔が………!?雪女!!!???」

雪「ツクヨミ、私はあなたを信頼しています」

ツ「……勝手に信頼されても困る」


 雪女さんは涙を浮かべるツクヨミ様を抱き寄せ優しく撫でてあげた。その光景はまるで我が子を慰める母親のような姿だった。


雪「大丈夫、ツクヨミならきっと最後まで守ってくれるって信じてますよ」

ツ「余は……グスッ…今まで…月に頼りっぱなしで!……なんの力もない!」

雪「そんなこと……」

ツ「もうよい!もう迷惑かけるのは嫌じゃ!!」


シュン


 ………マジか!?今のいける流れだと思ったんだが

 ツクヨミ様はまたどこかへ行ってしまった。


快「雪女さん!早く探しに…」

雪「やっぱり上手くいきませんね、快さん申し訳ないですけど説得はお願いしてもいいですか?」

快「えっ?」

雪「きっと私の存在そのものがプレッシャーになってるんだと思います、ですから快さんが快さんの言葉であの子を救っていただけませんか?」

快「………わかりました!」

雪「あの子の元まで送ります」


スッ


 僕の体が光はじめる。ツクヨミ様……今行きます!


雪「快さん!これをツクヨミに!」

快「これって……大事な指輪なんじゃ………」

雪「本来ならツクヨミが持っていなきゃいけない物ですから………快さん、ツクヨミを頼みます」

快「はい!行ってきます!」


シュン!


雪「…………ちゃんと渡せてよかった」


………………………………


 飛ばされた先はツクヨミ様と初めて出会った場所だった、しかしツクヨミ様はおらず石像だけしかない。


快「ツクヨミ様ー!………」


雪女さんもいないし僕はこのまま1人でずっと………


ツ「………なんかようか!」

快「やっぱりいたじゃないですか!」

ツ「なっ!?貴様……騙したな!!」

快「すみません、こうでもしないと出てきてくれないと思って」

ツ「まぁよい……それでなんのようじゃ?」

快「帰りますよツクヨミ様!」

ツ「貴様1人で帰ればいいだろ!」

快「そうはいきませんよ!一緒に過ごす約束でしょ?帰りますよほら」


バン!


 そう言って近づこうとするとツクヨミ様の手から光が放たれる。


ツ「ち、近づいたら殺すぞ!」

快「………[


スッ

バン!


 近づこうとすれば撃たれる……なら!


ダッ

バン!!!


快「えっ?」

ツ「あっ」


 28/100、光に撃たれて死んだ。


快「本当に殺すのかよ…」

ツ「いやっ……ごめっ……と、とにかく!余じゃ貴様を守れぬ……じゃから諦めてくれ」

快「嫌だね!一緒にいてもらう!」


ダッ


 再び走り出す、それを見て光が放たれるがすべて当たらないというか当ててこない


ツ「ほ、本気で殺すぞ!」

快「泣きながらなに言ってるんですか!」

ツ「余はいらない……」

快「いらなくありません!」


ガシッ


快「捕まえました」

ツ「どうして……そんなに余にこだわる」

快「あなたと一緒にいたいからです」

ツ「えっ?」

快「ツクヨミ様といると楽しいんですよ!僕はそんな優しいあなたと一緒にいたい」

ツ「快///」

快「これからも僕と支え合っていきましょう!」


 そう言って僕はツクヨミ様の指に指輪をはめてあげた。


ツ「///!?」

快「帰りましょうか!ツクヨミ様!」

ツ「………ツクヨミと呼べ」

快「えっ?」

ツ「じゃ、じゃからツクヨミと呼べ!後タメ口にしろ!じゃなきゃ帰らん!」

快「ツクヨミ!帰ろう!」

ツ「ん」


 ツクヨミは両手を広げてるが抱っこか?


ツ「///おんぶ!」

快「………はい!」


ギュッ


ツ「………ありがとな快……好きじゃよ///」

快「僕も好きですよ」

ツ「あぅぅ///聞いとったのか///」


シュン!


 こうして僕らは家に帰った。


…………………………………


ツ「それにしてもこの指輪、雪女のじゃろ?」

快「なんか本来はツクヨミが持っていなきゃいけない物って言ってましたけど」

ツ「まぁなこれは先代ツクヨミ様からの預かり物じゃからな!」

快「もしかしてその指輪には特別な力が!」

ツ「特にないと聞いておる」

快「ないんかい!」

ツ「じゃが……余の1番大切な物になってしまったな///」




ハクマです!

今回が1番しょぼい死に方になってしもうた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ