27回目
目が覚めると暗闇の中にいた、いくら歩いても何もなく本当に進めているかすらもわからない。ここはどこなんだ?
?「ここはあの子の空間………」
快「え?」
?「こ、こんにちは………快?であってるよね」
快「あなたは……誰ですか?」
?「ぼ、僕は…レヴィアタン……あの子のお兄ちゃんだよ……」
メリーさんのお兄さん……悪魔のような羽と尻尾を生やしおどおどした様子でこちらを見つめてくる。
怪しすぎるがもし本当にメリーさんのお兄さんならここから抜け出せる方法も知ってるはず……
快「えっとここからはどうやって」
レ「………やっぱり出たいよね……そうだよね……でもごめんね、僕は何もできないんだ、僕にはこうして君とお話しすることしか………」
快「そう……ですか…………あの!メリーさんすっごく怒ってて……」
レ「あ、あの子はたぶん……君の1番になりたいんだと思う……」
いったいどこからそんか執着心が……………!?
ゴゴゴゴゴゴ………
急に空間が揺れ始め立っていられなくなる。
なにが起こって………
…………………………………
その頃ツクヨミはメリーさんと対峙していた。
メリーさんはちょうど携帯を拾っていた。
メ「………なにしに来たの?」
ツ「快はそこか……」
メ「………だから何?」
ツ「返してもらう!!!」
メ「あなたのじゃないでしょ!!!」
メリーさんが逃げ出す前に光がメリーさんを覆い動きを封じる、そのまま携帯を奪うが快が出てくる気配はない。
ツ「快!おるんじゃろ!」
メ「ぐっ……無駄だよ!私以外声は届かない!」
ツ「このっ!」
携帯を揺らしてみるがなにも起こらない………………余はまた快を……守れぬのか……そんなの……やだ!!!
身体中から光が漏れ出し、携帯を光で包み込む。
ポォォォシュイン!!!
快「うっ………あれ?」
ツ「快!!!」
ダキッ
快「ツクヨミ様!?」
ツ「よかった!!………あれ?」
安心したのかその場にヘタリこんでしまう。力が抜けてメリーさんの拘束が解かれるそして……
メ「また入ってたんだ………兄さん」
レ「………」
本当にお兄さんだったのか………
ツ「おい……」
快「ツクヨミ様?」
ツ「余をおぶって逃げろ……頼む」
ツクヨミ様が怯えている?手が震え、袖をギュッと握りしめて俯いている。
レ「べ、別に争いたくて来た訳じゃないから!ただ聞きたいことがあって……」
快「聞きたいこと?」
レ「………ベルゼブブを殺したのって君達?」
ガンッ!!!
体が動かない………
レ「答えてよ……誰がやったの……」
ツ「………余じゃ……余が殺した」
レ「……そっか………じゃあ」
メ「兄さん、快ちゃんはダメ」
レ「………わ、わかったから怒らないでよ………ツクヨミだけ殺すから」
メ「ん」
レヴィアタンはゆっくりと僕ら、いやツクヨミ様に近づいて首を握り潰そうと手を伸ばす。
快「させ……ない!!」
ガシッ
レ「えっ!?」
メ「快ちゃん………そんなにその子が……いいなぁ」
レ「………羨ましいなんて思わせてごめんねメリー」
快「ツクヨミ様!………早く逃げて……ください」
ツ「快………余は快を…………」
快「お願いします!!!」
僕は死んでも戻ってこれる、けどツクヨミ様は死んだら戻ってこれない………だからせめてツクヨミ様だけでも………
メ「兄さん待って」
レ「………え?」
メ「快ちゃんが条件を飲んでくれたらツクヨミさんは逃げてもいいよ」
快「本当?」
メ「うん!それで条件だけどこの中に永遠に入っててほしいなって」
快「………わかっ」
ツ「ダメじゃ!!!」
シュイン!!!バン!!!
ツクヨミ様はレヴィアタンをふっ飛ばし僕の中に憑依した。
ツ「さらばじゃ!!!」
メ「快ちゃん!」
ブンッ
メ「………」
レ「えっと………」
メ「帰ってきてよ……快ちゃん……私の方が先に見つけたのに……なんで……」
レ「………先に行くね」
ビュン!
………………………………
僕達はなんとか逃げ出し暗がりに隠れていた。
快「ツクヨミ様、レヴィアタンってそんなに強いんですか?」
ツ「………あぁ力でいえばあの時のベルゼブブなんか比ではない……今の余ではまったく歯が立たん……すまんの」
快「いえ、助けてくれてありがとうございます」
ツ「……こっちこそありがとな」
快「ツクヨミ様………」
ツ「///こほん!じゃがいつまでもここにおるわけにもいかん!すぐにバレて……」
メ「みーつけた!」
もう見つかってしまった!早すぎるだろ!どうしてここが………
僕はツクヨミ様の手を繋ぎ逃げれる隙をうかがう。
メ「………私だって本当は」
レ「彼の隣はあなたじゃない」
ザシュッ
ツ「……!?」
快「ガハッ!!」
やっぱりくるよなレヴィアタン………間に合って良かった。
バタッ
ツ「か、快………そんな………」
快「ツクヨミ………様……早く……」
ツ「ぐっ………………」
シュン!
ツクヨミ様は一瞬にして姿を消した。………やっぱり1人ならすぐ逃げれるじゃないですか。
27/100、僕は死んだ。
メ「兄さん………」
レ「ご、ごめんなさい」
メ「ツクヨミさんがいなくなったから許してあげる」
快「………」
メ「快ちゃん!私メリーさん今あなたのそばにいるの!………もう死なせてあげないから!」
メリーさんは再び携帯をかざしてくる。………最後の手段を使うしかないか………
僕は懐にある氷の結晶を破壊した。
パリン!
ハクマです!
メリーさんのイメージが変わってしもうた。もっとバカっぽかったのに……




