23回目
ツクヨミ様とともに過ごすことになるそうだ……僕が。何故その考えにいたったのか、全然わからない。
何故か自慢げにドヤ顔してるツクヨミ様に対して雪女さんはフルフルと体を震わせながら怒っていた。
雪「ダメに決まってますよ、そんなの!!!」
ツ「えっーー!!??なんでじゃ!!」
雪「快さんに迷惑だと思わないんですか!?」
ツ「思わん!」
雪「と、とにかくそれは無しです!」
ツ「だ、だったらこの指輪、本当にいただくぞ!」
一瞬、ほんの一瞬だけ雪女さんがとても寂しそうな顔を見せすぐに怒った様子に戻りツクヨミ様を睨んで怯えさせた。
雪女さん………無理してる?
ツ「うっ……」
雪「それでかまいません、快さんを困らせないで…」
快「あの、僕はツクヨミ様と過ごしたいです」
雪「えっ?」
ツ「そ、そうなのか?」
雪「快さん………この方はこれでも神様です、それを踏まえてもあなたにその覚悟がお有りですか?」
快「………はい!あります!………それに雪女さんの悲しむ顔、見たくありませんから」
雪「………」
雪女さんは涙を浮かべ僕の頬に触れようとして直前で後ろに振り返り手でなにかを拭った。
………雪女さん、どうしてそこまで僕を………
雪「……ありがとうございます、ツクヨミもそれでかまいませんね?」
ツ「もちろんだ!これは返してやる!」
雪「ツクヨミ、くれぐれも快さんに迷惑かけないでくださいね!」
ツクヨミ様は指輪を雪女さんに返し、僕の前に立ち手を差し伸べてきた。ツクヨミ様の目的はおそらく僕を見極めることなんだと思う。
差し伸べられた手を取ると体が光だし宙に浮き出した。
ツ「これから貴様には余と過ごしてもらう………覚悟はいいな?」
快「………はい!」
雪「快さん、どうかお気をつけて……」
快「雪女さん……行ってきます!」
飛ばされてる間、ツクヨミ様が話しかけてきた。
ツ「雪女の奴、心が漏れたいた、貴様、なにかしたか?」
快「え?いやわかんないです」
ツ「………そうか」
…………………………
そして飛ばされた先は僕の家だった。しかし僕の家は壁が剥がれ屋根が砕け、至る所がボロボロになっていた。
ツクヨミ様も異変には気づいてるようで僕より先に進み扉を開ける。その瞬間、闇のオーラのようなものが襲いかかる!がツクヨミ様はそれをなんなく防いでくれた。
ツ「やはり来ていたか、ルシファー」
快「お前は………」
ル「久しいな、人間」
名前すら理解できなかった、あいつがそこにはいた。僕や仮面の男、人狼までもが手も足も出なかった存在、それが何故ここにいるのか?そんなことはわかってる………狙いは僕自身だ。
快「ルシファーって言うんだな」
ル「………ようやく理解したか、だが神に頼っても無駄だぞ、今度こそ貴様を呪いごと消してやる」
ツ「………余の前でよくそんなことが言えるな!消えるのは貴様の方かもしれんぞ?」
ル「………貴様は邪魔だ、消えろ」
そう言った瞬間、ツクヨミ様は消えた。………マジかよ、あっけなすぎんだろ!?
快「………」
ル「サタンの味方には死んでもらう」
ツ「あんな奴の味方ではない!」
快「ツクヨミ様!?」
ル「………消えろ」
ツ「それはもうきかん!」
スッズトンッ
ツクヨミ様は光の波動を放ちルシファーを怯ませる。それに負けじと闇の波動を放つルシファー、2人の攻防は激しく、目で追えなかった。
シュンバコン!
ルシファーが撃ち落とされ地面に叩きつけられる、ツクヨミ様は傷ひとつついておらず正に無敵といってよかった。
快「す、すごい!」
ツ「当たり前じゃ!余は無敵じゃからな!」
ル「………理解した」
スッ
ルシファーは起きあがり月に向かって手をかざすと一言「消えろ」と発する。月が………消えた?その時、さっきまで余裕だったツクヨミ様が倒れこみ、手をついてしまう。………まさかツクヨミ様、月が無いと。
快「大丈夫ですか!?」
ツ「心配おらん………貴様は隠れてろ」
快「でも……」
ツ「………余は貴様を守るためにおるだから頼む」
ル「逃すと思うか?」
快「………」
ガシッ
僕はツクヨミ様を背負い逃げ出す。ツクヨミ様は弱々しく抵抗していたがそんな気力もないのか徐々に背負われたままになった。
………僕だってバカじゃない、このままだったらすぐルシファーにやられる、でももしここが昨日と変わってないならいるはずだ。
ル「逃げてどうする?」
快「………お前の顔が歪む所、見てみたいぜ」
ル「歪ませてみせるんだな」
快「このっ!」
バッ
グサッ
僕はツクヨミ様を投げ飛ばし、死んだ。そして心の中で起きろと叫び続け、蘇った後すぐにツクヨミ様をキャッチした。
ツ「………すまんの、快よ」
快「大丈夫です!帰ったらゆっくりしましょう!」
ル「帰る場所など………」
快「てめぇはもう気づいてんだろ?」
ここは学校の前、ここにこれた時点で僕らは助かった。
快「お前の弱点は傲慢が故の油断だよ」
ル「………」
快「いるんだろ!!サタン!」
シュン
そう叫んだ刹那、僕らの前にそいつは来てくれた。
サ「俺様がいるってよくわかったな!」
快「あぁ!助けてくれ!友よ!」
サ「フッいいぜ!………ルシファー、てめぇは俺様が殺す!」
ル「………くだらん」
ハクマです!
やっと書けた!この回多分長くなるかもしれん……




