24回目
サタンがきたっていうのにルシファーはまだまだ余裕な様子だ。
サ「3対1だぞ……そんな人数で勝てるか?」
3対1って僕は役に立たないし、ツクヨミ様も力が抜けてるんだぞ?
ル「貴様など私1人で充分だ」
サ「………じゃあ始めるか!」
ドゴン!!!
2人の戦いは意外にも殴り合いで防御など一切せず、互いに拳をぶつけ合っている。まるで介入など許されない2人だけの決闘がそこにはあった。
そんな中、後ろから1人の足音が聞こえてきた。振り返った瞬間、僕は倒れ込む。………???気づくと足ががなくなっていた。
べ「久しぶりって訳でもないね!相変わらず美味しい味だね!君」
快「ベルゼ…ブブ」
ツ「………」
傷だらけのベルゼブブがそこにはいた。少しふらつきながらもゆっくりと近づいてくる。僕は這いつくばりながらもツクヨミ様に覆い被さった。
ツ「………余は平気じゃ………早く逃げろ……」
快「僕は平気じゃない……でも生贄ぐらいなら」
べ「生贄になんかさせない!!2人ともまるごと食べてあげる!!!」
快「さ、させねぇよ!!」
ツ「………」
ベルゼブブは僕らの首を掴み上げニヤッと笑みを浮かべものすごく大きな口を開けてこう言った。
べ「いただきます!」
サ「させっかよ!!」
ル「………隙だらけだ……消えろ」
サ「しまっ……」
シュン
サタンが消された。………やっぱ強すぎんだろ、こいつら………
僕は半ば諦めかけてた、けどツクヨミ様を見た時、全く諦めてる様子はなかった。そしてベルゼブブに食われる瞬間、奴の腕が光と共に塵になり僕らは解放された。
快「………へ?」
ツ「本当に平気なんじゃ……月がなくとも余を舐めるなよ!!!」
べ「………やってくれるじゃん!」
ツクヨミ様はそう言っているがすごくヘトヘトだ。ベルゼブブの方も息切れしてるがあっちにはルシファーがいる戦況は正直厳しいと思う。
ル「手を貸してやろうか?」
べ「いらない!あんたはサタンの警戒でもしとけば?」
スッ…ガブッ
ツ「快!?」
何が起こってる?理解できぬまま暗闇の中で倒れ込む。動く気力も起きない、考えることすら………
快は食われたのだ、ベルゼブブにまるごと、それによりベルゼの体が再生し、完全に復活した。
べ「やっぱり生が1番!力が湧いてくるし、なにより最っ高に美味しい!!!」
ツ「何故快が蘇らん!貴様!何をした!!」
べ「あの子ならこ〜こ!永遠に私の中で飼ってあげる!」
ツ「そん……な……ぐっ……」
余がもっとしっかりしておればこんなことには………
ツクヨミは自身の怠慢を憎みそしてこいつだけは倒すと心に誓った。
………………………
快「………」
暗闇の中で一歩も動かず眠りについていると、誰かが僕を起こそうと揺さぶってくる。………誰だ?僕はもう………!?
な「悪い子いねがー」
快「なまはげ………さん?」
なまはげってことはここはあいつの腹の中?そこでようやく自分が丸呑みされたことを理解する。理解した途端、思考が蘇る、しかしこんな暗闇の中でなにが出来ると言うんだ?
快「………ん?どうかした?」
な「ん!!」
なまはげは23/100と書かれた手の甲指差し、僕になにか伝えようとしてくれた。
……死んで蘇ればここから出れる?確証はないがやれることはそれぐらいしかないか
快「………今度こそお願いします!」
な「………いねが!!!」
ザシュッ
なまはげは包丁を取り出し、僕のことを切り刻んだ。痛みに悶えながらもだんだんと意識が遠のいていく。………待っててください……ツ…クヨミ……さ……ま
僕は死んだ。
…………………………
ツクヨミはボロボロになっていた。腕から血が流れ、顔にアザができ、身体中傷だらけになっている。ベルゼブブは余裕そうに笑みを浮かべている。
べ「もう終わりみたいね!」
ツ「………余は……諦めん……ぞ」
べ「そっかそっか………じゃあ〜最後まで足掻けよ!!」
くる!!!と思い瞳を閉じて攻撃を腕で防ごうとする。……がいつまで経っても攻撃は飛んでこなかった。
瞳を開けるとベルゼブブは苦しみ、もがいていた。
ツ「……?」
べ「うぐっ!?…………………………ボェッブハッ!!!」
べちゃ………
そして口から快を吐き出して、膝をつく。
べ「はぁはぁ………ボェッ……グハッ……はぁはぁ……なんで………」
快「汚ねぇ……蘇る場所考えてくれよ………」
ツ「快!?……平気か?」
快「あーまぁ?大丈夫だ!」
ツ「………よかった!!!」
ギュッ
快「お、おい!?汚いぞ?やめとけって!?」
ツ「よい!無事ならなんでも……」
1人がよほど心細かったのだろう、僕なんかでもかなり安心したみたいだ。
ベルゼブブはそんな僕らに睨みをきかせ、息を整えると僕らに襲いかかってくる。
快「危ねぇ!?」
ドゴン!!!
快「平気か?」
ツ「あぁ……じゃが……」
快「作戦ならある」
べ「あんた!!本当に……悪い子……いねがー!!!……なんで!?悪い子!いねがー!!!あーもう!ウザイ!!!」
なまはげさんが頑張ってくれてるうちにベルゼブブはたたく。問題はツクヨミ様が一撃いれる体力あるかともうひとつは………
べ「ルシファー!早くこいつを悪い子!なんとかしてよ!!いねがー!!」
ル「はぁ………仕方ない………」
スッ
ル「消え……」
サ「消えんのはてめぇだ!!!」
ガシッビュン!!!
ルシファーの首根っこを引っ掴み飛び去る。
ル「サタン!!!」
サ「地獄に堕ちろ!!!」
するとどこからか禍々しい扉が現れそして門が今、開かれる。
サ「快!頼んだぞ!」
ギィィガシャン!!!
後は……ベルゼブブをどうにかできれば……
ツ「一撃だけだ」
快「えっ?」
ツ「放てて一撃だけだ!それが限界だ」
快「わかりました!」
チャンスは一回だけ……避けられたら終わり……なら!
僕はベルゼブブに掴みかかって時間を稼ぐ。その間にツクヨミ様は手のひらに力を集中させ光を溜める。
べ「邪魔!いねがー!やめてよ!悪い子いねがー!!私が悪かったから!悪い子!ねぇお願い!!」
快「お願いします!ツクヨミ様!」
ツ「あぁ!これで………終わりじゃ!!!」
シューポォン!!!
光の玉がベルゼブブに向かって放たれる!
シュン
快「!?」
ツ「ぐっ!」
ベルゼブブは煙のように消え、光の玉は当たることなく消え去った。
ツ「無事か!」
快「あ、あぁでもあいつはどこに」
?「まだ、やられては困るんですよねー」
そこにはもう二度と会いたくなかった九尾、オウキがいた。ベルゼブブを浮かせ、空からゆっくりと降りてくる。
オ「お久しぶりですね!」
快「なんでお前が……」
オ「言ったでしょう?必ずあなたを殺すと!」
べ「おい!とっととはなせ!」
オ「はいはい」
ドン!
べ「もっと優しくおろしてよ?」
オ「注文が多いですねーせっかく助けてあげたのに」
この状況は本当にまずい………どうにかしてツクヨミ様だけでも………とツクヨミ様の方を見た隙にオウキがぐっと距離を縮めてきた。
ツ「快!よけろ!」
快「しまっ!?」
ブンッ
オ「………おや、どうしてここに?」
僕はその子の腕に抱かれて救われたことに気がつく。
そ「サタンに言われたんです……友達が、私の大切な人がピンチだって……」
快「そらな……」
そ「快さん!助けに来ましたよ!」
ハクマです!
やっと書けた……大変だけどやっぱり趣味っていいよね!
これからもよろです!




