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100怪死  作者: ハクマ
21/29

21回目

 起きたら、20/100と刻まれていた。ついに20回も死んでしまった。あの時、やはり僕は裏切られたのだろうか?それを知るすべはない。

 目を覚まし、周りを見渡すと学校の中のようだ。ため息を吐きながら立ち上がる、外はまだ暗く時間はもう深夜になっていた。


快「………?なんかいたか?」


 廊下を歩いていると目の前でなにかが通り過ぎる姿が見えた、しかし電気がついていなかったのでしっかりと確認はできていない。巻き込まれてもイヤなので別の道から学校を出た、その時、ちょうど上の階でものが崩れる音がした。


快「……なんか来てる?」


 どうやら学校の中からなにかがこちらへ向かって来ているようだ、怖くなって茂みの中に隠れると包丁を待った化け物が誰かを探していた。

 捕まったら殺される………恐怖が僕の心を支配する、化け物は学校から出ていき、キョロキョロと周りを見た後走り出した。


快「………行くか」


 僕のやることはあの化け物に会わずに家に帰ること、直感がそう告げていた。校門から顔を出し、化け物がいないことを確認する、そして慎重に外に出てゆっくりと家に向かう。曲がり角の度に耳をすませゆっくりと顔を出す。


?「悪い子いねがー!!!」

快「うわっ!!!」


 真後ろにいた。驚きのあまり変な声が出てしまう、………なまはげだ、そう確信した。なまはげは包丁を振り上げ恐ろしい顔で迫ってくる。

 慌てて走り出す。………捕まったら殺される!!走りながら後ろを向くとなまはげは包丁を振り回し追ってきていた。


な「悪い子いねがー!!!」

快「くっそ!!」


ドンッ!!


 よそ見していたので壁にぶつかってしまう。さらに最悪なことに行き止まりであった。なまはげはもうすぐそこまで来ていた、ゆっくりと近づき包丁振り上げる。


な「悪い子お前がーー!!!」

快「ぐっ……」


シュン


 その瞬間、体が軽くなり、目を開けると学校の前に戻っていた。………?殺されたのか?手の甲を確認するが別に殺されているわけではなかった。

 何故戻されたがわからないが助かった、僕は安心してもう一度家に向かう。しばらく歩くとなまはげが僕を探しているようだった。


快「いんのかよ………」


 先ほどは何故か助かったがまたそうなるとは限らない………慎重に行こう。なまはげとは別方向に進む、遠回りになるが家には少しずつ近づいていた。

 そのまま何事もなく家まで着いた、一安心してドアを開けると何故かまた学校の前に戻っていた。


快「は?」


 ………どういうことだ?わからないまま急いで家に帰る、そしてドアを開けると学校の前に戻っていた。………わかったことはなまはげがいることと家に帰ってもなにも解決しないことだ。

 とりあえずやれることを試すしかない、そう思いなまはげの元へ向かう。


な「悪い子お前がーー!!!」

快「あぁ!!やってくれ!!」


シュン


 殺される前に学校に戻された。なにか別の力が働いているような、別の誰かが僕を弄んでいるようなそんな気配を感じる。


快「誰かいる?」

?「なんだ、気づいてたんだ」


 そいつは僕の後ろにいた。虫のような羽を生やし、悪魔のような尻尾が伸びていた。

 その異形な姿に僕は身震いする。………足が動かない!?気迫によって体が硬直してるのか?


?「逃げようとしないの!全く……」

快「お前はいったい……」

?「あっ、そっか!んんっ………こんばんは!私はベルゼブブ、おもしろそうだったからあなたで遊んでたの!」

快「ベルゼブブ?」

ベ「あれ?雪女ちゃんからなんも聞いてないんだ〜」

快「雪女さんの知り合い?」

べ「………まぁそんなことはどうでもよくて!暇つぶしに付き合ってくれてありがとね!」


 そう言ってベルゼブブは僕に向けて手をかざすと一瞬のうちに腕に激痛がはしる。そこでようやく僕の腕がなくなっていることに気がついた。

 僕の片腕は食われていた。


快「嘘………だろ………ぐっ………」

べ「うん!やっぱり生はおいしい〜時間なんて食らっても全然足しにならないからね〜味わうならやっぱり生が1番!」

快「時間を………食べた?」

べ「私は基本、なんでも食べれるの!食べようと思ったものはぜ〜んぶ!だ・か・ら!今度は存在こと食べてあげる!あなたの呪いごとすべてね!」


 必死にもがこうとするが全く動けない、行動力も食われたのか?なんでもありかよ………この理不尽……****以来だ………

 このままなにもできずに全てが終わると思ったがものすごい速さでこちらに向かってくるなまはげの姿が見えた。


な「悪い子いじめるやつはいねがーー!!!!」


ザキンッ

グシャ


な「ガハッ………」

べ「あんまりおいしくない……まぁでも残すのはダメだよね!いただきます!」


グシャ


 なまはげはなすすべなく食われてしまう目に見えぬ速さでどんどんとちぎられ食われ続ける。僕は動くこともできずなまはげが食われる所をただジッと見ていることしかできなかった。


な「に……げ………れ……」

べ「ん?なんか言った?」

な「悪い子はにげれーー!!!」

快「うぉっ!?」


 体が動く?まさか最期の力で?考えてる暇はない、早く逃げなきゃ………


べ「ご馳走が逃げていい訳ないでしょ?」


 ただがむしゃらに走った………たとえ学校に戻されても走り続けた………無駄だってとっくに気づいてた。でもなまはげが作ってくれたチャンスを無駄だって思いたくなかった。


ベ「もういいでしょ?」


グシャ


 足を食われた


快「逃げなきゃ………」


 這いつくばりながらも逃げ続ける


ベ「動かないの!」


グシャ


 もう片方の腕と気力を食われた。


快「………お前やばいな」

ベ「ん?当たり前じゃん!だって私、悪魔だもん!」


グシャ


 頭以外食われた。


快「………」

ベ「最後に言うことある?」

快「………次会ったら許さん」

ベ「アッハハハ!!!おもしろ〜い!………次なんてないよ!バイバイ」


グシャ


 全て食われた。僕は死んだ。


ベ「はぁ〜美味しかった!ご馳走様………ん?」


 ベルゼブブの前には意識のない快が現れた。


ベ「これがあなたの呪いか〜じゃあまたいただきます!」


ガシッ

ドスッ


べ「グホッ………この!………」

サ「よう……俺様のダチ候補になんかようか?」

べ「サタン!?」


 サタンによって快は救われた。だが快はそれを知るすべはなかった。


サ「快!って聞いてねぇか……まぁてめぇはもう休め」


シュン


 快はどこかへ消えた。

ハクマです!

時間かかるけどちゃんと書き続けるので見てくれてる方はこれからもよろしくお願いします!

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