10回目
昨日はなんとかなってよかった。けど今日はとても大変な日だ、久しぶりに学校に行けた。驚くことに今日は家を出ても何も起こらなかった。
快「………どうしよう」
教室に行くのが少し怖い………10日以上、学校行ってない、いわゆる不登校になってしまっていた。
………ここでウジウジしててもしょうがない………よし!
心を切り替え、思いっきりドアを開ける。
快「………おはよう!」
そうみんなに挨拶をする、すると友達がやってきて………
友「どうしたんだ?1週間以上も休んで?」
なんて言ってきたりしてな………言い訳どうするか?
妄想を膨らませていると……
友「おう!おはよう今日は遅いな!」
快「え?あ、あぁちょっとな………」
なんでなんも言ってこないんだ?気、使ってくれてるのかな?
そうこうしてるうちに鐘が鳴り、先生が入ってくる。もちろん連絡などしてない……今度こそ何か言われるか?
先「みんなおはよう!……それではホームルームを始める」
快「え!?」
先「どうかしたか?浅田」
快「えっ、いえ!なんでも………」
先「……じゃあまず出席を……」
いつも通り時が流れる、まるで僕が不登校になってたことなんて元々なかったかのように。
僕は不安になり、思い切って友に聞いてみることにした。
友「いきなり呼び出してどうかしたのか?」
快「いや………その、僕、昨日まで休んでたろ?だからなんでみんななにも言ってこないのかって………」
友「は?なに言ってんだ?毎日来てただろ?」
快「え………いやいや!休んでたって!10日間ぐらい、いなかっただろ?」
友「………寝ぼけてるんじゃねぇのか?ほら!もう戻るぞ!」
腑に落ちないまま教室へ戻る。………僕が休んでない?そんな馬鹿な……僕がこの呪いに巻き込まれてからも確かに時間が進んでいる。あの日、僕がテケテケに襲われた日から一度も学校には行けてない。
……もしかしたら僕の代わりがこの学校に?
教室に戻ると僕の席に誰かが座っていた。
友 「おーい!戻るの早いな!」
快?「………そうか?」
快 「……………は?」
紛れもなく僕がそこにはいた。友は僕が見えていないのか、快?に話しかけている。
誰だ?………こいつ………
ギロッ
快?が睨め付けてきた。咄嗟に逃げ出す。………これ以上あいつと接触してはいけない!僕の頭が危険信号を鳴らしていた。
快「あいつはいったい………」
………………………………………
仕方なく校内でウロウロしていると、見覚えのある人に出会った。
男「授業中だろ?何やってんだ?」
快「………あなたこそ不法侵入じゃないんですか?」
仮面の男だった。そんな格好でよくここに入ってこれたな………
男「俺のことはいい、真面目に授業は受けた方がいいぞ」
快「……はぁ、無理ですよ、僕に似た誰かが代わりに受けてるので」
男「………!?そうか………お前はずいぶん巻き込まれやすいな」
快「やっぱり呪いなんですね」
薄々気づいてはいた、だけど認めたくなかった。久しぶりの学校でちゃんと友達と一緒に楽しく過ごしたかった。
呪いを受けた時点で決まってたのかもな………
快「それで………あれがなにかわかるんですから」
男「……ドッペルゲンガー」
………ドッペルゲンガー、それは自分と全く同じ容姿をしている化け物だ、一度でも接触してしまうと本人は死んでしまう、そう聞いた。
快「………ドッペルゲンガー」
男「出会わないようにおとなしくしているんだな」
仮面の男はそう言って去っていく。近づくだけで即死、そうとう厄介な呪いだ。
対策も特に思いつかないのでおとなしく帰ることにした。
快?「それでさー……」
友 「なんだそれww」
まずい!……こっちに来た!
快?「………」
友 「どうかしたのか?」
快?「……いや!なんでもない!」
逃げ出すと今度は体育館に来ていた。そこには快?達がバスケをしていた。
一瞬目があってニヤッと笑いかける快?……また逃げ出す
快?「………」
何故だ……どこに行ってもあいつがいる。
快?「自分の場所ぐらいわかるだろ?」
快 「は?」
あいつはすぐ後ろまで来ていた。振り返らずに走り、校門を抜ける。すると一瞬で夜中になっていた。
快 「ここは?」
快?「お前がこれから死ぬ場所だろ」
体がどんどん薄くなっていってる………そりゃそうだ……ドッペルゲンガーはもう僕の目の前にいる。
快?「これからは俺が快だ………もう消えな………偽物」
快 「………ぐっ」
ドクンッ
急に胸が苦しくなり、うずくまってしまう。どうやらここまでのようだ………薄れゆく意識の中、顔を上げると快?が狂気じみた笑顔でこちらを見ていた。
ザシュッ
なにかが通った?死にゆく前に最後に見たのは快?が目の前で驚いた様子でこちらを見ている姿だった。
快?「テ………おのれ………」
バタッ
男 「………間に合わなかったか」
ハクマです!
次どうするか考えてないけど明日中には書けてると思うので多分………
またよろしくお願いします!




