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世界の淡路島ですけど、何か?  作者: 双鶴


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第40話 六人目の影

放課後。

美咲は五人と一緒に、

淡路島の海沿いを歩いていた。


「ここ、昔よく来たよね」

美咲が懐かしそうに言う。


紗季が笑う。

「せやせや!

美咲、ここでよう貝殻拾ってたやん」


陽斗が言う。

「お前、昔から海好きやったよな」


凛が微笑む。

「淡路島に戻ってきて、どう?」


美咲は少し考えてから答えた。

「……やっぱり、落ち着く。

東京は楽しかったけど、

ここは“帰ってきた”って感じがする」


湊が頷く。

「分かるわ。

淡路島って、そういう場所や」


悠真は美咲の横を歩きながら、

時々ちらりと視線を向けていた。


美咲が気づいて微笑む。

「悠真くん、最近カメラすごいね。

光の撮り方、すごく綺麗」


悠真は一瞬固まり、

小さく言った。

「……ありがとう」


その声は、

いつもより少しだけ柔らかかった。




夕日が海に沈み始めた。


六人の影が、

砂浜に長く伸びる。


紗季が言う。

「なんか……六人って新鮮やな」


陽斗が笑う。

「にぎやかでええやん!」


凛が静かに言う。

「美咲ちゃんが入って、

また違う“淡路島”が見えそうだね」


湊は夕日を見つめながら言った。

「うちらの旅、

まだまだ続くな」


美咲は海風に髪を揺らしながら、

「私も……一緒に見たい。

淡路島のいろんな景色」


悠真はその横顔を見つめ、

小さく呟いた。


「……うん。

一緒に、撮ろう」


その言葉に、

美咲はそっと微笑んだ。


六人の影が並んで揺れる。

淡路島の風が、

新しい物語の始まりを告げていた。


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