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世界の淡路島ですけど、何か?  作者: 双鶴


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第30話 ただいまの味(アワイチ完結)

夜19時。

3人が帰宅すると、

玄関の前で紗季と凛が待っていた。


「おかえり!!」

紗季が駆け寄る。


「ほんまに……走り切ったんやね」

凛が目を潤ませる。


陽斗はその場に倒れ込んだ。

「死ぬ……でも達成感やばい……」


湊はヘルメットを外しながら笑う。

「ただいま。

めっちゃしんどかったわ」


悠真は静かに言った。

「……帰ってこれてよかった」


紗季が言う。

「ほら、早く中入って!

ご褒美夕食作ってあるで!」




テーブルには、

湊の好きな唐揚げ、

陽斗の好きなカレー、

悠真の好きな味噌汁、

そして紗季と凛が作ったデザート。


「うわ……最高やん……」

陽斗が泣きそうになる。


湊が言う。

「ありがとう。

ほんまに嬉しいわ」


悠真は味噌汁を飲みながら、

「……生き返る」と呟いた。


紗季が笑う。

「そらそうやろ!

うちら、めっちゃ頑張って作ったんやから!」


凛も微笑む。

「3人が頑張ったから、

私たちも頑張れたんだよ」




食事が終わる頃、

湊が静かに言った。


「今日……めっちゃしんどかったけど、

めっちゃ楽しかったわ」


陽斗が頷く。

「友情ってこういうことなんやなって思った」


悠真は小さく言う。

「……3人で走れてよかった」


紗季が言う。

「次はうちらも一緒に行きたいな」


凛が笑う。

「でも今日は、3人の旅でよかったね」


湊は深く頷いた。

「うん。

今日の景色、一生忘れへんと思う」


その言葉に、

全員が静かに頷いた。


淡路島の夜は静かで、

風が優しく吹いていた。


過酷な旅のあとにある、

温かい食卓。

それは、

五人の絆をさらに強くする夜だった。


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