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無視
読んで戴きましたら倖せです。
瑞基はW市に着くと、ベラドンナを探した。
通行人に訊き捲って、人伝てにベラドンナを探し当てた頃には、すっかり真夜中になっていた。
さすがに未成年の身で、クラブに一人で入る勇気は無かったので、瑞基は建物の陰で隆一朗が出て来てくれるのを期待して待った。
秋は深く、夜は酷く冷えた。
それでも瑞基は寒さに耐えて待った。
客が次々とホステスに見送られて帰って行った。
暫くして男女の二人組が出て来た。
男は茶髪を伸ばし、ポケットに手を入れて歩いていた。
見間違える筈は無い、男は隆一朗だった。
女は隆一朗の腕に自分の腕を絡ませ、喋り捲っていた。
瑞基は隆一朗に声を掛けようと出て行った。
隆一朗と目が合った。
だが、隆一朗は無表情で、そのまま瑞基の前を通り過ぎて行った。
二人の会話が聞こえた。
「今の子、知り合い?
あんたの事、じっと見てたよ」
「さあ…………」
瑞基は隆一朗の後ろ姿をいつまでも見送った。
読んで戴き有り難うございます。
今回、めっちゃ短いので、もう一話投稿したいと思います。
BGMに金爆、聴いてます。
末期症状だなあ。笑
なんで、こんなに情け無くなるんだろー。笑




