第二章-2 潜んだ敵
四人が歩いていると、一番右で歩いていたイッシの床が抜け、地下に落ちてしまった。どうやら落とし穴は本当にあったようだ。イッシが言った。
「早くここから出してよ〜〜!」
「私の予想、当たってたでしょ!」
メラーが言った。メラーは得意げだった。しかし、イッシはいきなり何も喋らなくなった。三人はイッシの悲鳴が消えたことを合図に、穴に飛び込んだ。
穴は、広い洞窟になっていた。イッシの姿は、見えない。三人はとても心配した。自分のせいでイッシが行方不明になったのだと。その時、洞窟の奥で、「グシャッ」と大きな音がした。三人は洞窟の奥に向かって走り出した。三人はその光景を見てしまった。操られた別の人間が大量にいたのだ。数えると100人ほどいる。敵の幹部が人を増やし、それを全てダークエネルギーで支配していたのだろう。今回の戦いはトースカとは比べ物にならない人数だ。相手はまだ気づいていない。その時、イッシがとても焦った様子で戻ってきた。
「このままじゃみんな操られる!」
三人は一斉に戦闘態勢に入った。最初はメラーの先制攻撃。「ファウンテン!」広範囲に敵がいるときは有効な技だ。広範囲の敵に攻撃をすることができた。相手は大きい音を聞いて気づいたようだ。とんでもない量の敵が、自分に向かって飛びかかってきた。本格的に戦闘が始まった。四人いるとしても、時間がかかる。人数が多いだけではなく、一人一人が強い。「フレイム!」またもや広範囲攻撃だ。相手の体力をどんどん削っていく。イッシの「ボルト」、メラーの「グリーン・ウォーター」、アズンの「フローズ」。相手の動きは鈍くなる。倒しやすい。しかしその量には圧倒されていた。アズンが他の三人に向けて「フロー・リカバリー」を使った。いきなり戦力が上がったことで相手も押されていく。




