第十章-3 ライトエネルギー
一行は金兵に向かって攻撃していたが、なかなか効いていない。そこで、アズンが言った。
「バラバラに攻撃するより、一斉に行くほうがいいんじゃない?」
その意見に全員が賛同した。
「よし、行くぞ!」
一行は叫んだ。六人はほぼ同時に斬り掛かった。
「こんなもので倒せると思うな!」
金兵は叫ぶと、青龍といっしょにすさまじい防御を取っている。
「いけえぇぇぇええ!!」
そして、凄まじい衝撃音とともに、辺りに煙が舞った。ついに、金兵に攻撃が効いた。
「よし、これを使いこなして勝ってやるぞ!絶対に!」
カンサが言うと、全員で同時に攻撃するということを意識しながら攻撃するようになった。
「くっ、あいつらもついに私に傷をつけるようになったか。だが、そうしたからには一人残らず殺してやる!」
金兵は言った。どちらの攻撃も速度が上がっていく。だが、一行は疲労し始めていた。今互角でもこのままでは負けてしまう。そう感じた一行は、早く決着をつけるためにも攻撃の速度をさらに上げていった。それから戦いは激しさを増していくのだった。そして、どれだけ時間が経っただろう。まだ決着がつけられない。
「決着を早くつけなければいけない、、そのためには、士気を、上げないと、、ここで、決着をつけてやる!」
「これが、最後だ!」
カンサは叫んだ!それと同時に、六人は強く剣を握った。
「行くぞ!」
イッカが叫ぶと、全員で一斉に突っ込んでいった。先程よりも速度が早く、揃っている。
「これは何だ!私の判断が間違っていたのか?いや、そうではない!まだ、死んでいな、、、」
「ガキィィン!」
剣が金兵にぶつかる音がした。大量の煙が舞い、見えなかったが、やがて煙が薄くなってくると、金兵は倒れていた。
「俺の、判断は、どこが間違っていたんだ?分からない、、本当は、、本当は、生きたかっただけだった、、だが、、ダーカーに誘われ、、そこから先のことは覚えていない、、まあ、ダーカーになっても、少しは楽しかったがな、、」
そうして、一行は金兵に勝利したのだった。
「勝った、、ついに勝った!金兵に、、!」
「とにかく、奥ヘ進もう!そこにライトエネルギーがあるはずだ!」
部屋の奥へ進んだ一行は、ついにライトエネルギーを見つけることができた。
「こ、これが、ライトエネルギーだ!」
一行は嬉しくなった。それは、台の上にガラスの箱があり、その中に黄色い雷のようなオブジェクトがあった。男性は言った。
「この台の下の穴に剣を差し込めば、このエネルギーを俺たちのものにできる。」
今回は、代表してイッカが剣を入れることにした。イッカが剣を差し込むと、その雷のようなオブジェクトが光りだし、無くなってしまった。だが、そのオブジェクトにあった光は、一行の周りを回っていた。そして、男性が続けていった。
「これをつけると、身体能力が上がって、攻撃力と防御力が上がるんだ。このライトエネルギーは攻撃に特化している。つまり、俺達の攻撃力が上がったってことだ。」
他の五人は感心した。そして、一行は歩き出し、この建物内にある異世界の出口へと向かっていった。
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