第九章-1 裏での会話
六人は本部へやってきた。広い広い部屋だ。カンサはそれを見て言った。
「これは、私の役場より広いな。」
それは本当だ。何なら村が一つ出来てもおかしくないくらいだ。
六人は本部の中央を見た。椅子が3つある。1つはこちらを向いているが、残りの2つは奥を向いている。しかし、椅子に座っていたのは1人だけ、それも、奥を向いている方だ。だが、とても強そうな姿形をしている。
「あいつが犯人か!」
イッカが叫んだ。
「よし、行くぞ!」
カンサが叫び、六人は一斉に駆け出した。
そのしばらく前のことだった。
「お前、、少しこちらへ来い。」
「は、、はい、テェス様、、」
「お前は銀兵になってから誰一人殺せていない。私がお前を銀兵として推薦した理由がわかるか。お前を見込んだからだ。だが、お前は何も仕事をしなかった。私に逆らった!今回の襲撃で誰も殺さなかったら、どうなるか分かるな。」
「も、申し訳ございません、、ぜ、前回は、、相手が強かっ、、」
「黙れ。なぜお前は私の言ったことを否定した。なぜ私が悪いことにした。私は何も悪いことをしていない。お前たちと比べると天と地ほどの差がある。簡単に私を扱おうとするな。」
「本当に申し訳ございませんでした、、次回は、必ず仕留めて参り、、」
「誰が返事をして良いと言った。お前から喋る権利はない。お前はもしや私に対立しようとしているな、、」
「い、いえ!私は一生あなたに従属します!」「私は怒った。私の命令は絶対ではないのか、、、!」
「ハッ!」
嫌な予感がしたその時、
『グシャッ!』
大きな音とともに、血が吹き出した。そこへ、もう一人がやってきた。
「おはよう、テェス様。早速だが、あいつは始末したのですか。」
「ああ、私が直々に始末してやったぞ。ほら見ろ。あいつの血だ。」
「これはいいねぇ!やはりダーカーの血は人間の血よりいい匂いがする。」
「やめろ。そんな事を言うとお前も殺されるぞ。」
「はっ」
「お前に新しい任務を頼もう。お前にしか頼れない任務だ。」
「今、この拠点が襲撃されようとしている。お前はそいつらのことを知っているか。」
「はい、あなた様の誠実な情報提供のおかげでそいつらのデータを入手することに成功しました。」
「なるほど。それは良い。お前はとにかく襲撃に備えろ。お前はそいつらのデータも持っている。それを使って訓練することはあいつらに勝つための大きな戦略だ。今すぐ訓練を始めろ。金兵としての意地を見せてやれ。分かったな。」
「はい、テェス様。」
それから、その上官らしき人物は、部屋を出ていった。
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