第八章-3 いざ本部へ
五人はイッカを見て驚愕した。なんと、自ら外へ手と剣を伸ばし、必殺技を放っていたのだ。イッカの持つ剣は今までで一番輝いている。しかし、イッカは瀕死だった。手を伸ばし、技を放ったものの、それで体力を消費してしまったのだ。悲しんでいる四人を見て、カンサは言った。
「いや、違う!」
四人は振り返った。
「イッカは死んでない!まだ生きてる!!」
四人の顔は明るくなった。
「見ろ、手が動いている!」
四人はイッカの生命力に感激した。だが、今はそれどころではない。戦いに集中しなければ。
「絶対勝つ!」
五人は叫んだ。最後にイッシがつぶやいた。
「お前、、絶対、生きろよ。」
五人はその思いを胸に、馬兵の方へ歩いていった。そこでは、馬兵はもう回復していた。
「こ、こんなに早く回復を、、」
メラーは言った。
「くだらぬ。そんな会話などいらぬのだ。お前らは早く私に、、!」
馬兵は言ったが、それを言い終わるまでに戦いが始まってしまった。
「隙を掴んだ!これで勝てる!」
カンサは叫んだ。それに続いて、一斉に攻撃した。しかし、馬兵は、器用にかわしていく。
「これでも死なない、、」
五人は攻撃をどんどん仕掛けた。
「ファウンテン!」「フラスト!」「ライトサンダー!」「グレー・ブーメラン!」「グリーン・ウォーター!」「フローズ!」「ボルト!」
今までにないほど長い時間戦った気がした。そして、馬兵はついに倒れた。
「やった!ついに倒せた!」
五人は喜び、そしてイッカのところへすぐに向かっていった。
その後ろで、馬兵は一行を見てつぶやいた。
「結局、、、私は、、負けるのか、、、」
五人は懸命にイッカを助けた。なんとか壁から出せたイッカは、傷だらけだった。
「ここは私に任せて!」
アズンが前に出て、「フロー・リカバリー」を使った。だがなかなか回復しない。
「毒を受けてしまっているのかもしれない。」
メラーは言った。「ウォーター・スモーン!」メラーは魔法で水を出し、イッカにかけた。
「これで応急処置になったはず!」
最後にイッシが前に出た。
「イッカ、起きろ!お前は生きてる!」
その時!イッカが目を覚ました。
「イッシ、、?ああ、ありがとう、、」
「イッカが目を覚ました!」
イッシの声とともに、全員が喜んだ。それからしばらく魔法をかけていると、イッカも回復してきた。
「これで戦える気がするぜ!」
イッカは自分が挟まれていた壁を斬ってみせた。
「いざ、本部へ行くぞ!」
カンサは叫んだ。それを合図に、全員が掛け声を上げた。
「絶対勝つぞ!」
六人は、真剣な顔をした。
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