第五章-4 急ぐ救護
それから何日か経った。イッカは目覚めた。
「長い間、眠ってい、、た?ここはどこだ。」
そう、イッカは行ったことも見たこともない救護所で目覚めたのだった。そして、イッカのいるベッドの周りには、4つベッドがある。しかし、カンサだけがいない。イッカは焦った。
「カンサ、、!カンサはどこだ!」
すると、部屋の戸を叩くがした。その人は、部屋に入ってきた。
「カンサ!」
「イッカ!目覚めたのか!」
それは、カンサだった。よかった。カンサもここにいたんだ。イッカは聞いた。
「カンサ、ここはどこだ。」
「ここはな、スイバラだ!心配しただろ?外を見てみろ!」
イッカは窓の外を見た。つい先日見た、スイバラの景色が広がっている、しかし、そこには人がとても集まっていた。
その時、カンサは外に向けて言った。
「イッカが目覚めたぞ!!」
その掛け声とともに、人々は救護所へと入ってきた。
「ついに、ついに目覚めた!」
「イッカ、死んだかと思ったじゃないか。心配したぞ!」
「イッカなら、死なないと思っていたよ!」
しかし、一番驚いていたのは、イッカ当人だ。
「や、やめろぉ、、耳が潰れるじゃないかぁ、」
しかし、その声は騒ぎにかき消されてしまった。隣りにいた、メラーも目覚めて言った。
「う、うるさい、、、」
それが目覚めて初めての言葉だ。そうして、残りの二人も無事に目覚めた。アズンは傷を治すために魔法を唱えた。「フロー・リカバリー!」すると、イッカたちと、更に救護所に入ってきた人々まで、回復した。しかし、四人は元気になったものの、そのせいで人々は興奮していた。それから、しばらくして、やっと人々は帰っていった。その後、五人の救護を担当していた医師は部屋に入ってきた直後、腰を抜かしてしまった。四人はいきなり回復し、元気になっているのだ。
「も、もうここに居なくてもいいんじゃないですか、、」
しかし、四人は口を揃えて言った。
「ここは、無料でご飯が食べれるので、ずっとここに残ります!!」
医師はもうこの人たちはだめだと思った。
医師はどうにかこうにか、四人を救護所から追い出した。そもそもそのせいで、救護所の使えるベッドは減っていたのだ。ちなみに、五人が寝ていた期間は、およそ一ヶ月だ。一ヶ月の間、救護所は圧迫されていたのだ。カンサと合流した四人は、目的を改めた。
「そうだ、俺達は、ダークエネルギーを倒すためにここにいるんだ。」
そして、一行は再びスイバラで、新しい冒険の手がかりを探し始め、住人にも話を聞いた。
ーーー五人の冒険は、まだまだ終わらないようだ。
この作品が面白いと思っていただけたら、高評価・ブックマークをしてもらえると嬉しいです。




