第五章-1 裏切り
ピンチになったメラーとアズン、そしてカンサは、必死に二人の攻撃をしのいだ。「ジェット!」「フローズ!」「バッドハンマー!」三人はたくさんの技を繰り出した。しかし、一方的に押されるばかりだ。その時、再びイッカに使った攻撃を発動しようとした。三人は嘆いた。
「まずい、このままでは、、!」
「に、逃げろぉぉお!!」
「こんな至近距離で攻撃を受けたら私たちはひとたまりもない!」
三人は防御の体制をとったため、致命傷には至らなかったが、それでも大きなダメージを受けてしまった。しかし、生きてトースカに帰らなければならない。カンサも、街の長としての役割を果たさなければならない。カンサは言った。
「自分は死んでもいい!ただ、全力を尽くすのだ!!!」
その言葉に胸をつき動こ浅れたように、メラー、アズンも立ち上がった。
「攻撃しなければ、絶対に勝てない!体力を削る、技を出すんだ!!」
三人はさらに技を出した。
「私たちは、たとえ死んだとしても、負けない!その思いは、受け継がれていく!!」
「うおおおおお!!」
三人は同時に言った。三人が、息を合わせて、突っ込んでいった。
「いっけぇぇぇえ!」
三人の攻撃は、二人に届いた。二人は、その攻撃に、倒れ込んでいた。しかし、まだ時間も経っていないのに、二人は起き上がった。二人の体力も、また底知れない。
「次は、俺の番だ!」
なんと、男性はどこからか出てくる刀を三人に向かって投げた。不意打ち、卑怯な戦法だ。数の多さだけで、勝てると思っている。しかし、その勢いは想像を絶するものだった。洞窟の壁に当たった刀は、そこで止まらない。洞窟の壁を切り裂き、壁は崩れてくる。
「このままでは、地上に影響が出る!早くこいつを食い止めなければ、、!」
カンサは言った。戦いは更に激しくなった。巨体の化け物も攻撃が強くなる。だんだん三人は疲労し始めた。
「私たちも、ここまでなのか、、」
もう三人は、死ぬことを覚悟していた。そんな時、イッカが血を吐きながら、大きな声で、言葉を放った。
「死んでも、負けるな!!それが、俺達の、使命だぁぁぁああああ!」
その言葉は、三人だけでなく、敵である男性と巨体の化け物にも、心に深く刻まれたのだった。
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