第四章-3 そこにあった物
五人は船に乗ってウィンダーのほうへ向かった。船を運転しているのは、カンサだ。
「船で行けるのは、もう少し先までだ。」
カンサがそう言って間もなく、水路の先に来た。ここからは、海だ。四人は喜んだ。
「海だ!海だ〜!」
しかし、そんな事を言っている暇はなかった。
五人は海岸線を歩き出した。遠くに街が見えてくる。その街は五人が目指していたウィンダーだ。もう何時間経っただろう。五人は安堵のあまり喜んだ。ところが、ウィンダーに入ると、五人は驚いてしまった。住人が居ないのだ。イッカが言った。
「家を見てみよう。」
五人は分担してだいたい5、6軒ほどの家を回った。しかし、住民は誰も居なかった。それよりも、とても静かだった。カンサが言った。
「では、あの手紙は、誰が出したのだろうか。」
四人は不思議に思った。イッシが聞いた。
「手紙って、何のことか?」
すると、カンサが答えた。
「私はスイバラにいる時に役場に居たのだ。その時に、ウィンダーから手紙が来たのだ。その手紙の表紙には、『助けて』と書いてあった。おそらく、この静かなウィンダーにも何人かはいるのだろう。」
それを聞いた四人は、カンサと、街の隅々まで探し回った。
五人が誰もいないかと思ったその時、メラーが言った。
「ここに、人がいる!」
五人がそこに集まった。それは、若い男性だった。その男性は言った。
「助けてくれ、、今、襲われているのだ。」
アズンが聞いた。
「誰に襲われているの。」
「それは、黒い格好をした、やつだ。住人はみな、そいつに連れてかれた。」
五人は危機感を感じた。それと同時に、誰かかを確信した。その格好。見た目。カンサが声を上げた。
「俺が、少し前まで入らされていた、ダークエネルギーだぞ!」
それはとても重大なことであったが、男性は少し安心した。
「ありがとう。どうか、ウィンダーを助けてくれ。」
イッカが言った。
「しかし、洞窟に行くと君は危険だ。来なくていい。」
「どうか、行かせてくれ。街の住民を、助けたい、、!」
「ウィンダーをよく知っているのは、君だけだ。」
イッシは頷いた。
五人は男性が戦場へ行くのを、許した。戦いの予感がする。男性を含めた六人は、歩き出した。
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