9.白い綿毛
本作では、
愛情に飢えている2人の嘆きを
テーマにした、
心痛い、でも、なんだか、暖かくなる
ヒューマンラブストーリー、サスペンスで
お互いの傷跡、嘆き、生い立ちのせいで、
交差する恋愛が描かれている
果てしなく、長い雪道を憔悴しきりながらも、
歩き続けるオト........
そのまま、くたびれ、
雨の中、佇むオト.........
そのまま、正面を見続ける.......
明るい部屋の中、突然、母親の義理の父親に、
抱き締められるオト
この頃、オトは、19歳
オトの義理の父親は、優しく、知的で、
オトが、小学5年生の時に、やってきた
母親が、病気で、寝ている中、
よく、遊んでくれたり、面倒をみてくれた
そんな、ユウが、父親代わりとして、大好きだった
「オトは、お母さん似だね」
「美人だ」
率直に、
母に似てると言われ、嬉しかった
でも、たまらなく、嫌だったことがある.....
それは、ベットで、寝ている、オトにキスをする、
とても、気持ちが悪かった..........
又、入浴後の上がったオトの姿を、盗撮するユウ
この事実を知り、オトは、一人暮らしを始める
ふと、母が、ユウのスマホを見た瞬間、動画に
気付き、ユウに、強く怒鳴り散らかし、オトに
伝えて、わかった事だった
オトは、ここには、居られないと、判断し、
すぐに、銀行で、融資を借りることを考える
アパートもすぐに、見つけた
でも、すぐには、銀行の融資は、下りなかったので、
更に、カードで、借金するはめに.......
でも、そんなのは、正直、どうでも良かった.......
ショックと、孤独、苦しさ、心の傷
全て、忘れてしまいたかった.......
母も、更に病んでしまった.......
でも、私はここを出ると決めた.....
8才からの、母の自殺未遂を見たり、酒乱に、なり
変わりゆく母の姿、本当の父親は、既に、自分と
変わらないくらいの年の子供と、暮らしている、
父親の家を何度も、行き、見つめるような自分はもぅ、居ない.....私が捨ててやった
あんな、遠くから、見てる自分は居ない
私は、捨てられてない.......
私が、捨てたんだと、強く言いたい
4才の時の記憶、DVをされてる、
母に駆け寄り、突き飛ばされた私、
アイツを許す事は、ない
許すなど、反吐が出る.......
これだけじゃない......
これだけじゃないんだよ...........
その場に、崩れ落ちるオト..............
白い綿毛が、フワフワと、オトの周りに、
浮かんで、表れる
フワフワな綿毛が話し出す
「君も一緒に行く?」
オトは、
「行きたい....」
「でも.......」
空を飛んでいく、綿毛と共に、空へ、ゆっくり、
上がっていく
下を見ると、サクが.....
「オト!」
目が覚めるオト.......
目を開けると、サクが、寝てる
「なんだ....」
「夢か......」
正直、思い出したくもない内容......
忘れよう.......
薬を飲みに行くオト........
「はぁ.....」
薬をのみ、TVをつけると、
「速報」
「虐待により、自宅で、亡くなっているのが、母親により、発見されました」
「5歳でした......」
「背中に、痣が」
すぐに、TVを消すオト
サクのもとに、行く
寝ている、サクの顔を見ながら、泣いてしまう........
涙が、サクの頬に、落ちる........
5歳って、サクと比べてしまう.....
涙を拭くオト.........
スマホを見ると、着信が、たくさん入ってる
昨日、そのまま、帰ったからかな?
電話しよ.......
「もしもし」
「リナ?」
「大丈夫?」
「電話したのに~」
「ごめんね」
「喧嘩では、ないんだけど.....」
「喧嘩ではないとは?」
「お互いに悪かった」
「喧嘩じゃん(笑)」
「そんなことも、あるよ」
「でさ、今日、泊まっていいかな?」
「なんで?」
「いや、実は、別れた(笑)」
「そう言って、又さ(笑)」
「何回目だよ(笑)」
「で、今から行っていいかな?」
「もぅ、嫌だ(泣)」
「泣いてる?」
サクが、オトにくっつく
「オト仕事?」
「仕事だけど(嘘)、夜ならいいよ」
「わかった...19時頃行く」
電話を切り、サクの頭を撫でる
サクの脇の下に、手を入れ、持ち上げたいが、
持ち上がらない
もっと、小さかったら、抱っこ出来るのに......
亡くなった、男の子のニュースを見て、
抱き締めたくなってしまう
「サクー」
「起きる時間だよー」
すやすや寝ているサク
再び、サクを持ち上げようとする......
眠そうに、目を開けるサク.........
「おはよ」
微笑むオト
「.........」
眠くて、言葉が出ないサク
こっちをずっと、見つめてるサク
「ぼーっと、してる?」
とろんとした目のサク
「オト......」
「どしたの?」
「眠い.....」
「まだ、寝てる?」
「ううん」
「サク、抱っこしたい.....」
半分寝てるサク
サクの脇に、手を入れると、
サクが、オトに、足を乗せ、くっつき、甘えだす
可愛すぎる.......
「サクさぁ、」
「うん.....」
「今日の夜、リナが、泊まりに、来るの」
「うん」
「リナも大事だし、サクも、大事だから、」
「うん.....」
目を擦るサク
「今日は、帰ろう?」
「..............」
オトに、ベッタリくっつくサク
「嫌だ.....」
首を横に振る
「だって、リナも女の子だよ」
「サクは男の子だよね、何かあったらダメでしょ」
「何もしないよ」
「オトにだって、手を出したことないのに」
「するわけない!」
「グズグズなっちゃうの?」
「一緒が、いい.....」
「どうしよう......」
「俺、ソファーで、寝るから」
「何もしないけど」
「じゃあ、サクを信じる」
「最初から、そう、言ってるのに.....」
「いや、そういうことも、あるんだよ.......」
「俺はしない.......」
「わかってるよ」
「俺そういう事、しないもん」
オトの目を見る
「そうだね.....」
何度も、うなずくサク
「信じてるって!」
「手、出してないだろ?」
「俺は、他の人とは違う!」
「本気だから.....」
目が合い、サクが、布団に潜る
この次、リナのお泊まり会です
是非、今後も、見てください




