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愛という名の尊さ  作者: Momoha
【第一章】溶けない雪
8/26

8.喜怒哀楽

本作では、

愛情に飢えている2人の嘆きを

テーマにした、

心痛い、でも、なんだか、暖かくなる

ヒューマンラブストーリー、サスペンスで

お互いの傷跡、嘆き、生い立ちのせいで、

交差する恋愛が描かれている



気付けば、あっという間に、一週間が、経ち

仕事も終わって、寒い夕方の中、バスに乗っていた


サクに、メールをし、自分が、過ごした

住宅街を見て、悲しくなる......


いつしか、私が、育った町は、壊されていき、

新しく生まれ変わろうと、している.......


私も、出来るのなら、生まれ変わりたい、

そう思い、眺めていた........


リナからメールが、入る


【メールのやりとり】


リナ お疲れ!今日さ、4人でカラオケ行こ!!

   もちろん、サクくんも、連れて(笑)

   


オト お疲れ!いいけど、サクは聞いてみないと、

   わからんよ(汗)

   もし、行くって言ったら、一緒に行くけど


リナ 絶対、来るって(笑)

   もしかして、付き合ってました的な?(笑)



オト リナは、付き合って下さいって、言われて

   付き合う派なの?

   

リナ いや、ラブラブしてからじゃない?



オト 軽い(笑) 

   ウケるよ(笑)


リナ だから、付き合ってますか?



オト 言わないと、ダメかな?(笑)

 


リナ 言っちゃえ!(笑)



オト サクに、聞いて(笑)



リナ 隠すことないじゃーん(泣)



オト じゃあ、言うよ



リナ うん!



オト 付き合ってるよ



リナ 知ってた(笑)



オト じゃあ、言わないでよ(笑) 



リナ サクくんに、聞いといて~(笑)



オト 猫の了解マークのスタンプ



メールに、夢中で、窓を見ると、もぅ着いていた.....


急いで、バスから降り、サクに、

電話しようと思ったが、ふと横をみると、サクが.......


遠くから、オトの方に、向かって、歩いて来る..........


右手を上げ、手を振ってるサクに、嬉しさが、

込み上げ、サクの方に、真っ直ぐ、走っていくオト


寒空で、雪が降る中、

カッコつけて、ジーパンのポケットに、

両手を入れて、歩くサクの姿に、笑みが溢れる........


サクが、微笑み、手を広げる.......


もぅ、すぐ、ここは、夜になろうとしてるのに、

私たちには、朝に変わろうとしてる..........


サクの胸の中に、走って、飛び込むオト


車の明かりなど、様々な明かりが、

私たちを灯す........


こんな、出逢いが、あって良かったのか、

生きてて良かったと、心の底から、感じた......


サクが、オトを強く、抱き締める


温かいサク.......

サクは温かい、温かい........

それ以上に、温かすぎて、雪のような

私の心の奥底を溶かす.......

それくらい、愛しい存在..........


サクが、オトに、優しく、聞く......


「(キス)して、いい?」


恥ずかしくて、下を向きながら、うなずくオト


「顔上げてよ.....」


サクの顔が、見れない........


「もぅ、可愛すぎるよ」

と呟くサク


オトが、サクに、ゆっくり、話す


「もぅ、いつから、こんなんに、なったの?」

「だから、みんな、見てるから......」


サクが話す


「見てないよ.....」



オトが、大きな声で、言う


「木とか、空とか、車の中の人とか」


サクが、話す


「俺とか?(笑)」


笑いだすオトを再び、

優しく、そっと、抱き締めるサク.......



真っ暗な空でも、星たちが、オトとサクを

見ている.......

そして、私たちを照らしている.........



オトのアパートまで、2人で、雪道を歩きながら、

リナの話をサクに、話し出す


「サクも来る?」


「もちろん!」


「サク、競争だ!」


急に、走り出すオトに、頑張って、追いつこうとするサクだが、滑って、転んで、笑っている


オトが、ガッツポーズをし、サクを指さして、笑う


「助けてよ(笑)」


オトも、転びそうになるが、転びそうで、転ばない

サクのもとへ、駆け寄り、雪をほろってあげるオト


家に、帰り、支度をして、サクと共に、近くの

カラオケ屋に、歩いていく2人.........


リナとタイセイを待ってる中、

カラオケ屋の近くのベンチに、2人で、座り、

寒い中、サクに、聞きたいことを聞くオト


「何で、さっき、偶然出会ったのかな?」


「歩いて、オトの家まで、行こうと思った」

「車で、行ったら、早く着いちゃって、オト居ないしょ」

「でも、歩いて行けば、会えるだろ?」

「時間的にも.....」



「サク、調べたんだね(笑)」

「もし居なかったら、どうしてた?」

「会えなかったら」


「流石に、帰るしかないよ~」

「それか、電話するよ」

「どこにいるの~って」


「電話してから、来た方がいいと思うけど(笑)」


「俺は、もし居なかったら、居なかったで、

帰るよ」


サクの方を見るオト

視線を逸らすサク


サクの手に、ピンクのもふもふ手袋を履かしてあげる


「暖かい?」


照れてるサクに、嬉しくなる


ようやく、

リナとタイセイが、到着し、

オトもサクも、ベンチから、立ち上がる


【リナ】


「いや、道路混んでたー」

「オト!サクくん(笑)」


【オト】


「ん?」


後ろを振り向くと、

オトの後ろに、ベッタリくっついている、サクに、

リナが、サクに、近づき、話しだす


【リナ】


「サクくん、ベッタリだね(笑)」


顔を横に、逸らすサク


「今日は楽しもうね!サクくん」


反応しない、サク



オトが、サクに、小声で、話す


【オト】


「ちゃんと、話して」


【サク】


「ううん」


首を横に振るサク


【タイセイ】


「体調悪いのか?」


【リナ】


「なんか、いつものサクくんと、違う」


オトには、分かっている........


【オト】


「ごめん、先行ってて~」

「後で行くから~」


2人が心配しながら、カラオケ屋に入って行く.......


「サク~」

「なしたの?」


「帰りたい.......」

「オトと2人がいい.....」


「さっきまで、普通だったじゃん.....」


近くの、たこ焼き屋さんのおじさんが、見る


「じゃあ、帰っても、いいよ」


「オトと?」


スイッチが、入らないように、考えるオト


「なんで、嫌なの?」  


ベンチに、再び座るサク


「..................」


何も言わないサクに、


「体調悪いの?」


首を横に振る


オトが、常に持ち歩いてる、

さくらんぼのキャンディーをサクに、渡す


「ありがとう」と、うつむき言うサク


たこ焼き屋の、おじさんが、ガン見する


「オト.....」

「開けれない.......」


キャンディーの袋をとってあげ、サクの口に、

入れてあげる


「美味しい!」と、喜ぶ


サクが、ニコニコに、戻り、カラオケ屋に、入って行く


「あの、さっきの人達と、一緒なんですけど.......」

「リナとタイセイの......」


案内され、リナと、タイセイがいる、部屋へ


【タイセイ】


「大丈夫か?」

「サク」


【リナ】

マイクで、サクを呼ぶ

「サクくん!」

「大丈夫?」


リナが、踊りながら、歌っていて、面白くて、

笑ってしまう2人


【サク】

マイクで、

「俺、大丈夫です!」  

「なんか、すいません」


【リナ】


「良かった~!」

「座ってな~」


部屋は、そんなに、広くはないが、狭くもない、

どこにでもある、黒のコーナーソファの前に、

黒のテーブル、正面に、モニターがある


左から、タイセイ、リナ、オト、サクの順に座る


【オト】


「サク何飲む?」


【サク】


「ミルピス」


【オト】  


「じゃあ、私はね」

「オレンジジュース」


サクは、おとなしく、座っていたが、

リナが、サクに、夢中になる


【タイセイ】


「サクに、ちょっかい出すな!」

「嫌なんだって(笑)」

「お前のこと(笑)」  


タイセイが、画面に向かい、歌い出す


【リナ】


「えーちがうもんね」

「何食べてるの?」

「何味?」


【サク】


オトの手を周りに、見えないように、握りながら、


「オトに貰った、キャンディー、食べてます」


手で、さくらんぼの形を作る


【リナ】


「可愛いね」

「サクくん」


嫌な顔をするサク


「カッコいいんだけど、

可愛いが勝つの、なんで?(笑)」


サクが、オトの手を再び、握る


【オト】


「人見知りなんだよ」

「ねーサク」


何度もうなずくサク


「会ったばっかりだし......」


リナが、サクに、お酒を勧めだし、

オトが、サクに、聞く


「サクも、飲む?」


【サク】


「飲める、飲める」  

「もぅ、強いから(笑)」 


【リナ】


「じゃあ、頼もー!」

「タイセイ!」 


4人とも、お酒を注文し、

リナやタイセイは、デュエットしだし、歌っている


面白くて、笑う2人


サクが、オトの耳元で、囁く


「俺、全然大丈夫」


「分かっている(笑)」


「次歌って」


「何がいいの?」


「サクの好きな曲」


「こないだ、聞いた歌にするかな」



注文した、食べ物やお酒などが、テーブルに並ぶ


お酒を、みんなで、乾杯し、笑いだす


再び、デュエットを楽しむ、オトとサク


【オト】


「次サク歌う?」


【サク】


「いいよ(笑)」


サクの番になり、サクが、座りながら、歌い出す


【リナ】


「いいじゃん!」

「めっちゃいい!」


【タイセイ】


「俺も上手いぞ!」


オトは、静かに、サクの歌声を聴いていた........

子供の頃、分からなかった、恋愛の歌詞の意味が

わかった.........


サクが、歌い終わり、聞いてくる


「どうだった?」


「めっちゃ良かった」

「めっちゃ!」


照れるサク、頬が赤くなってる........


酒を飲んでるサクに、話しかける


「ほっぺた、赤くなってるよ」


「オトも、なってるよ」

「ねー」

「久しぶりに、飲んだ(笑)」


「無理したら、ダメだよ」


サクが、オトの肩に寄りかかってくる


【リナ】

マイクで

「甘えてるー!!」


【タイセイ】


「やめろ!起こすなって!」

「バカか?おまえは?」


ビックリして、寄りかかるのを止めるサク


すると、オトが「次行きまーす」と、立ち上がり、

モニター前で、恋愛の歌を歌い出す


【タイセイ】


「よっ!オト!」

「悲しい曲~」


【リナ】


「泣けてくるわ」

「地味に上手いし(笑)」



歌いながら、サクの方に行くオト

笑わせるために、やった行動だったが、

純粋なサクには、傷ついた.......


最初は、笑っていたが、

内容が、別れの歌だった為、機嫌が悪くなるサク


【タイセイ】


「いやーオトいいね~」

「可愛いな」

「なんか、大人の女みたいな」 


【リナ】 


「何言ってるのさ!」

「リナが、一番じゃないの?」

「サクくんの方が、いいもん!」


【タイセイ】


「だけど、サクには、嫌われてる(笑)」


揉めてる2人、これはいつもの事


オトが、サクと目が合う

完全に怒ってる.......


まず目が、違う

腕を組み、目を逸らすサク


戻って、サクに、聞く


「なしたの?」


「別に、なんもない」  


「なんもあるでしょ」


話さない、顔を逸らすサク


オトに

「ちょっと、ごめん、酒飲みたい」

と言いながら、テーブルに、手を伸ばす


オトが、サクに近づき、

「ごめん、なんかしたかな?」


「自分で、分かんないの?」 

冷たい口調で、言うサク


「ハァー」

とため息をつく、サクに、こっちが、ため息をつきたいと、思う


「俺、もぅ、帰るわ」

「ごめん」


部屋から、出て行く、サクを追いかける


「サク!!」


【リナ】


「何があったの?」

「喧嘩?」



外のベンチで、座ってるサク.........


しばらく、様子を見ようと、サクから、見えない

ところで、サクを見る


腕で、涙を拭いてるサク

頭を抱えて、下を向いている


サクに駆け寄るオト


「なんで、泣いてるの?」 


「オトが......」


「私?」


「うん......」


「あんな別れる歌、俺に、笑って、こっちきてさ」

「しかも......」


「うん」


「タイセイくんの、オトに対して、女として見てる発言が、ものすごく、腹立った......」

「俺の前でさ!!」


「そしたら、リナもそうじゃん」

「サクのこと」


「俺は、嫌だっていう、合図してる」


「私は、ただ歌ってただけ......」

「サクを笑わせるために、したんだけど......」

「それが、駄目だったね」

「ごめんね.......」


サクの横に座るオト 


「本当は別れたいのかなって、思った........」

「だって、こっちに、来て歌わないしょ」


少し、隠れて笑ってしまうオト


「そうだね」  

「サク、そんなに、私のこと好きなんだね」

「泣くぐらい」

「私、恋愛で、泣いたことないの」

「でも、サクの前では、ちょくちょく、泣いてるよね」



「元カレの時も?」


「泣かない」

「目の前で、泣かない」

「だって、半分信じてないもん」

「でも、サクの前では」

「泣いちゃったこと、あるじゃん(笑)」


「傷ついてもいいから?」


「サクも、人間だから、そりゃ振られたらしゃーないよ」

「だけど、サクには、自分の人生捧げれるくらい、好きになった」

「今日は、もぅ、帰っていいよ」


サクが、オトの方へ、近づき

「俺が、悪かった.....」

「ごめん.......」

「振られたと、勘違いしてた.....」


「たこ焼き買ってく?」


「いらない」


「オトと、一緒に帰りたい.......」


「もぅー」と、照れるオト


サクがオトの手を繋ぎ、

寒空の中、又歩き始めた2人...............




読んで下さって、ありがとうございます! 

引き続き、2人のストーリーをお楽しみください

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