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愛という名の尊さ  作者: Momoha
【第一章】溶けない雪
28/33

28.切ない

【オト】(25才)

母子家庭で、育つ

母親が精神病を患っていた為、

困っている人が居ると、ほっとけない、

優しい性格。自身と同じく孤独なサクに興味を抱く


【サク】(22才)

親の愛情に飢えている中、

全力で今まで生きてきた

自尊心が低く、おとなしい、

幼少期の虐待で、心が酷く病んでいる

愛する人のためなら、何でもしようとする


【性格】 恥ずかしがりやだけど、カッコもつけたい

     甘えん坊な性格     



17時になり、やっと仕事が終わった。更衣室で、着替えた後お店の中に、再び入り野菜コーナーで、サクを探す。イチゴ売場に居るのかな?それとも、どっか行っちゃったかもしれない。後ろから、抱き締めてきて、両肩がビクッとした。サクは、笑っているが、バイトの学生の子と目が会う。

「サク...職場だよ」小声で、話す。「ちょ...離れてよ」何度もサクに伝えるが、やめない。急いで、出ようとした瞬間。朝一緒に働いてる佐藤さんと遭遇してしまう。


「オトちゃん!彼氏?」


サクが答える

「そうです...」


赤面して、サクのケツをポンッと叩く


「またね!明日!」笑っている佐藤さんとベタベタくっついてるサクに、恥ずかしくなる。これから、話しをするというのに、平然としてるサクの心境が、わからない。さっきまで、電話の向こうでは、泣いてたのに。サクの車に戻り、2人で座席に座る


「さっきまで、泣いてたのに...もぅ平気なの?」


「オトに...会って嬉しかったんだもん」


「職場なの」


「ごめん...」


「もぅいいよ...」


うつむくサク


「サク...私は、双極性障害という病気なの。それで、薬を毎日飲んでる。寝るときも、朝も夜も...これは、サクに会う前から、なったの。それで、もぅ別れるしかないかなって、思ってる。一緒に居ても、もぅサクに必要とされないでしょ?逆に、甘えたりとかしてくれないでしょ?普通に前と同じように接してほしいけど」


泣いてるサクをあえて、構わないようにして、座席を交換してほしいと頼む。助手席に移動すると「別れるとか、簡単に言うな!!めっちゃ傷つく」


「いや、仕方ないよ。運命だから」サクを抱き締めたくて、触れたくて堪らなくなる。本当は、凄く好きなのに、病気が邪魔をする。


「俺は別れない!!なんで、そんな簡単に言うの?病気だって、なんだって、好きだよ!」


「いや、そんな甘くない。サクを傷つけてしまう」


「だから、傷ついてないって!!」


「サクは健常者のほうがいい。もぅなってしまったら、戻れない」サクを見ながら、運転しようとすると「俺、オト居ないと無理...」その言葉に、涙が流れてくる。視界が涙で、サクを家まで送れない。うつむきながら、サクが、話す。私は、その言葉を真面目に受け止めないように歯を食いしばり、車を路肩に、止める


「支えるから...一緒に居て。気づかなかった俺が、悪いんだよ...オト苦しいのに、俺...赤ちゃんになりたいなんて、バカな事言ってさ...もぅ言わない。今度は俺がもっと守る」


泣きながら「もっともっともっと...強くなる...頑張る!頑張るぞー!おー!」


強くなる、頑張るなど、私が一番嫌いな言葉。頑張って生きてきた2人が、なぜ今後も頑張らなきゃ行けないのか、わからないからだ。頑張るのは、私達ではなく、何の苦労もしないで、平々凡々と生きている人に言う言葉なのに。サクみたいに、苦労して、頑張って今を生きてるサクには相応しくない言葉。この言葉が憎たらしい。


「俺が...守る」とハグしてくれるサクに、慈悲の心から、サクを抱き締めると声を小さく出して泣き出すサク「いつものサクで居てくれるなら、それでいいから。頑張って、背伸びしなくていいの...いつものサクで居てほしい。出来る?」うなずくサクだが、「どう接していいのか、わからん。本当にごめんね...気づいてやれなくて。彼氏なのにさ」


泣いてるサクに

「今日は、お互いの家に帰って考えようよ」


「わかった...ごめん」


「いや、サク悪くない。伝えなかった私が、悪いの」


「そんなことない」


涙を拭いて、サクのアパートまで、車を運転する。隣では、泣いてるサクと一緒に居てやりたいんだけど、今は1人になりたいと思ってしまう自分。いきなり、私に病気があると知り、行き場が無く動揺して、パニクるサクの心境に、非常に辛くなる。そもそも悪いのは、サクに伝えなかった私だ。


「今日は、1人で寝るの?」


「そうだよ...サクに私の着てるジャンバーあげるよ」


「ピンクのセーターがいい」


「返してね(笑)」


「うん...オトに夜ご飯作って置いたから。冷めてるけど...」


「ありがとう。ごめんね」


「なんで、謝るの?」


必死に冷静を保ち、泣かない自分を演じる。サクを送り届けた後、歩いて帰ろう。そして、今日は沢山枯れるまで、泣こう。車を走らせようやく、サクのアパートまで着いた


「30分くらいかかったね...」


少し眠たそうなサクが「やっぱり、やだ...」ウルフの黒髪を私の方に向けて、甘えたい仕草をする。「上がってて...」



「ごめんね...明日会おうよ」


「もし、会えなかったら?もし、帰って来なかったら?いきなりは、パニクる...オト隣に居ないと...」


「今日は一緒じゃないと無理?」


「無理そう...」


「サク...ごめんね。本当にごめんなさい。最初から、そう話せば、良かったのに...」


「謝らないで...」


「ごめんね。ごめんね...」涙が口の中に、入ってくる


サクが、泣きながら抱き締めてくれる......。本当は、恋人らしい事が沢山したい。でも、病気が邪魔をしてくる。私の脳を左右する

自身の病気もあり、更新遅めですが、出来るときは投稿します!ここまで、みてくださりありがとうございます!

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