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愛という名の尊さ  作者: Momoha
【第一章】溶けない雪
24/26

24.好きなのに

本作では、

愛情に飢えている2人の嘆きを

テーマにした、

心痛い、でも、なんだか、暖かくなる

ヒューマンラブストーリー、サスペンスで

お互いの傷跡、嘆き、生い立ちのせいで、

交差する恋愛が描かれている


ブロック同士がぶつかり合う音や、はめ込む時の音が聞こえてくる。「カチッ」「パチッ」「ジャラジャラ」などの安心する音。きっと隣で遊んでいるのだろう。どこまでも付いていたい......そんな思いが

ひしひしと伝わってくる。どうしてサクは私がいいのだろうか.....ただ単に優しいから?それともヤリモクだったりして....薄暗い部屋の中サクに聞くとブロックの音が止まる。


「本当はヤリモクで一緒に居るの....?」とサクの方に振り向くと沈痛な表情をして「違う!!」と怒鳴る。沈黙が流れた後....腕で涙を拭うサク「いいよ....それでも....」起き上がりサクの顔を見つめる。「そんなつもりで付き合ってない!!」サクの手を自分の胸のあたりに持っていく「早く....それなら....早くして!!」とサクの服を強く引っ張るとうずくまり泣き出す.......「そんなんじゃない....本気だ!!」徐々に息が荒くなるのを見てる私。普段の感情とは全く違う心情と感覚で自分が、よくわからない.......


「ごめん....俺やっぱりオトに相応しくないよね」その話しを聞き我に返り「ごめん....」思ってもない、言葉が出てしまっていた。又サクを傷つけてしまった.....一緒に居ると駄目なのかな.....傷つけてしまうのではないか「信じないと思うけど心配で聞いたの.....本当に私の事が好きなのかなって.....サクの心の中を見たくなって.......」


その途端今まで以上に強く抱き締めて「だから言ってるじゃん!!」痛く苦しいが受け止めてサクの背中の服を掴む「こっち見て....」ふと見るとサクが唇を優しくゆっくり押し付けてくる......サクの手が緊張で震えて心臓の音がドキドキと伝わってくる。私の頭をそっと優しく掴み私の唇を何回か甘噛みし離した後のサクの表情を見るとかなり照れてる。再びサクが私の下唇をパクってしてから、口を大きめに開き少し空いた私の口に角度をずらし包み込む................その度にサクの涙が触れて私の頬を伝う...........


「オト......」しゃくり泣きが始まってキスを出来なくなるサク。そのままベッドに2人で倒れ込むとサクがブロックを体で踏む「痛い...忘れてた....」全部床に落とし私の方を向くが私は緊張で心臓がドキドキしサクを見れない。恥ずかしすぎて話せないし突然のキスにビックリする気持ちを抑えられない。天井を見つめて、呼吸を整える


「サク....ごめんね....あんなこと言って」


「いや...思われても......仕方ない....だけど.....俺はオトが好き。信じないかも......しれないけど.....」


「信じてるんだけど好きだから気になるの.....本気なのかなって.....」


「本気だって!!」布団に潜るサクに安心して、そのまま眠くなり夢の中へと入っていく..........


【夢の内容】


昔飼っていたサバトラの捨て猫....ネロが夢に出てくる。雨の中ダンボールに入った仔猫(生後4ヵ月くらい)自分のアパートの階段で出逢った。みんなに囲まれてるネロは私を強く睨んだ。その目を今でも覚えている.....

当時私は9才だった....。私の友達の一個下の階に住むナナちゃん(7才)、ナナちゃんの妹のユナ(3才)、そして私の学校の友達のライちゃん、4人に囲まれてる中抱っこされていたネロ....ネロの第一印象は目が大きく整った美猫で、誰にでも懐くおとなしい性格で、可愛がられていたネロだが、夕方になると居なくなるみんなを見ていた....なぜ私の階の階段の近くの場所に置かれているのか聞くと「オトちゃんのママがね、私を窓から見ていて助けてくれたの....この子ずっと私の後をついて回るから.....動物は私のママは恐いの....あとパパも」その言葉を聞きネロを見る。「名前何にする?」色々な候補の中私がネロがいいと決める「ネロ!この子はネロ!!」その夜、母に強く泣きながらネロが欲しい!と懇願する



勿論答えはノー。ドアの隙間を少し開けてあげるとネロが見ている。玄関前で一緒に夜ご飯を食べると家の中にネロが入ってきて、捕まえようとするが、早くて捕まらない「どうしてもダメ?ネロは私が面倒みる!!」「無理!!」泣きじゃくり暴れる私にとうとう認めた母「ありがとう」と何度も喜びながら、ネロを抱き締めた......


学校から帰るとネロと共にずっと遊んだ。サーカスの真似をして、二人で演じたりネロをよく誉めた。

ネロはよくしゃべる猫。いわゆるお喋り猫だった.....

ネロのおかげもあり、私の家にネロを見に来る友達が増えた.....話題はネロの話....お泊まりや一緒に外で遊んだり、沢山の事をネロから学んだ.......でもネロに謝りたい事が沢山あった......意地悪しちゃったこと、当たってしまったこと、ネロが大きくなる度私は、ネロから離れていった.....最低だ。ネロは14才でこの世を去る。肝臓の病気で亡くなった......亡くなる1ヶ月前は、泣きながら何度もネロに謝った.....今でも泣いてしまう。その度に話を最後まで聞いている頭のいい優しい男の子........何度も強く願った。何度も後悔した......自分が殺したのではないか、自分がもっとネロに気づいてやればと......亡くなる前、亡くなった後も何度もネロの耳に泣きながら叫んだ.....「愛してる!!ネロ!!愛してるよ!!ごめんね!!ごめんなさい!!」泣いている母に抱かれた後、荒い息をするネロ.....母と泣きながら叫んだ!!


「世界で一番愛してる!!愛してる!!」この言葉を聞いたネロは不安で苦しそうな声をあげる。「ミャーアーーー!!!!!」ありがとうと叫ぶような声をあげた後呼吸を吹き返した......でもそのまま空に帰っていった..........。


亡くなったネロを母と交互に抱き締める.....

「頑張った....もぅ病院行かなくてもいいもんね....痛いことないよ.....」


母は亡くなったネロと二日間共に一緒に寝ていた


その時に亡くなったネロを見て本当に命は深い、尊い、今まで一緒に居る当たり前の生活、当たり前のネロの声、当たり前のネロの姿........

でも、もう二度と帰って来ない。あらためて身に染みた...........もう一度会えるなら会いたい..........

ありがとうネロ君.........。


実際にあった話しとは反対の夢が私を襲う


母がネロをどこかに置いてきたという話しで、黒ずくめの男3人が私を見ている


「ネロは?ネロを返せ!!」


真っ暗な夜、雨が降り歩きにくい中公園のベンチに

ペットケースの中に入ったネロを見つける。走って行く中男に遮られる。暴れまくり、顔を何度も殴りながら、目が覚める


気がつくとサクの顔を殴っていた。サクは両手で「痛い....」と言いながら顔を庇い泣く手前....お腹も殴っていたと話す。


「オト....いきなり動いて」寝ていた時にお腹や頭、顔を殴り始めて起きたと言う。夢の中の話をしても恐がるサク。頭を庇いパニックになるサクにフラッシュバックが襲う


次回サクのフラッシュバック.......

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