21.不安なサク
本作では、
愛情に飢えている2人の嘆きを
テーマにした、
心痛い、でも、なんだか、暖かくなる
ヒューマンラブストーリー、サスペンスで
お互いの傷跡、嘆き、生い立ちのせいで、
交差する恋愛が描かれている
映画の後サクの顔を見ると不安な表情で何かを考えため息をつく。DVDから普通のTVに画面を切り替えて、TVを観ていると肩をトントンしてくる。
「ねぇ.....オト......」何かに怯えたような不安な表情をする
「どしたの?何か嫌なシーンあった?」
「ううん」と首を横に振り「でも.....最後らへん暗くて怖かったけど.......あと音とかも......でも......それじゃない......」不安げに見つめてくる
「じゃあ何.....?」
「うーんとね......」
「うん.....」
「オト引いてないかなって......?さっきの話で.......」
「引いてるとかよりも.....ちょっとビックリしたかな.....でも前にも付き合ってないけど、ヤったみたいな話.....してたじゃん」
「やっぱり引いた.......?俺のこと.....本当は汚いとか思ってる?正直に話してほしい.......」
「引いてないし........汚いとかも思ってないよ......」
不安な顔をして服をめくり涙を拭く
「汚いとか本当は思ってるんでしょ?本当は.......」
「思ってない.....微塵も.....」
「本当に?」
「思ってない.....だけどもぅそういうことは絶対にしないでね......」
「わかってる......オトに出逢って本当に後悔してる.....自分のした過ちで後から罪悪感になって......自分が凄く汚く感じて.........」
今にも泣き出しそうな顔をする
「汚いなんて思わない......引いてもいない.....
ただ....もぅ止めてね.....絶対.....自分をもっと大切にしてほしいから......」
「うん....絶対もぅしない」
安心したように泣き出しサクが私を強く抱き締める
言葉で表現できないほどの泣きかたに、正直可愛すぎて堪らなくなる。イメージだとずっと我慢してた気持ちを抑えきれず、自分に気づいてくれた時の母親に対して、安心して泣き出す子供みたいな表現の仕方に近い。声も母性本能を擽るような甘えた声に弱々しい泣きかた。サクの泣きかたには特徴がある。幼い子供が泣くまえの表現に近い感じで、甘えたいのか、泣きたいのか、眠いのかそんな感じに近い。恐らく葛藤して、我慢しようとしてるのだと思う。
「オト....好き....ずっと........俺の傍に居て.....」
嬉しくて嬉しくて堪らなかった......愛されるというのはこんなにも幸せで堪らなく生きてる心地がするのだと.........サクに言われると何十倍も嬉しく心が満たされる。何よりも大好きな人に.......それも必要としてくれるサクに.............こんな光栄なことはない..........
「オトは?」
「知ってるでしょ?」
「知らない.....」
と言い下を向くサクの顔を覗くとニヤける
「好きで好きで......たまりません......」とサクに伝えると「うん.....」と髪の毛を触りながら、照れてソファーにかかってるブランケットを被る
「サクそのブランケット好きだよね」
「うん....暖かいのと落ち着くから.....透明マントみたいな感じ」
「これ長いからいいよね」
「次は何観る?」
ブランケットの中に居るサクに聞く
「もぅ観ない........眠たくなってきた.......」
「先寝てていいよ....私は夜が好きだから.......」
「うん.....わかるよ.....」
「じゃあここで寝る.......」と言いサクを見ると横に丸くなり、顔を出して私の方へと近づき手を握るサク
「私もサクのことがもっと知りたい......今までの事とか話せる時でいいから.......」
「うん......オトなら話せる」
「話せる時で.....いいから.....」
「全然いいよ」
「ずっとこのまま.......夜だったらいいのにね.......」
「俺もそう思う......」
「夜が一番落ち着くの.......」
「でも俺は寝るのが恐い......」
不安そうに私を見上げる
「しない時もあるでしょ?」
「あるけど.....何度も夢に出てくる」
その言葉を聞き、胸が痛くなる。出来ることなら、サクのために薬を使いたい。夢にだって入ってあげたい。でもそれは出来ない。サクは寝ることは出来る。ただ悪夢がそれを邪魔する.......頻度はだいたい半々だと思う。でもこれからもっと知ることになるだろう。
いつも見てくださりありがとうございます!
これからも宜しくお願いします!
オトサク




