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愛という名の尊さ  作者: Momoha
【第一章】溶けない雪
15/26

15.呪縛


あともう少しで5歳のサクだが、この時はまだ4歳

だった。母親が居ない毎日、サクはまるで置いてきぼり。今日も又虐待という名の拷問が始まった........


サクはオネショをしただけで、母親の彼氏(リョウ)に裸にされ、クローゼットの前に立たされる。

それも、6時間という長さで、座ると幼ないサクに

手が飛び、泣き叫ぶ。謝り続けるサクに対して残酷で非道な事を平気でやり、恐怖を植え付ける


ただ単に、ストレスの捌け口にされていた。

顔が可愛く女の子のような見た目をしてることから、サクを女の子みたいだと、罵ったり、見ていて憎たらしい、虐めたい、泣く顔が見たい、面白い、

まるで、実験用のマウスのようにサクを楽しんでた


母親の居ない夜などは、眠たくなるサクに「寝たら殴る」と、脅し立たせて怯えるサクを「しょんべん太郎」と笑っていた。時間は短くて3時間、長くて

6時間。


精神的にも肉体的にも、ダメージが酷かったサク。

誕生日プレゼントなどなかった。それよりも母親に可愛がって貰いたかった。


ベッドではなく、床で寝てるサクを朝、起こすリョウ。「起きろーバーカ」と笑いながら、無理やり腕を引っ張って、起こす。


「シッコしてまーす!」と笑いながら、サクをベッドに運び、泣き叫ぶサクの着替えを乱暴に、わざと嫌なことをして、泣かせる


「はい、バカ」「バーカ!」「もっと泣け!!」

サクの両足を広げる行為。しつけのために、痛みを教えるなど、馬鹿げた行為をサクにし続けたリョウ


実際に、このような行為などを強くやり、太ももなどの筋肉を断裂し、亡くなった事件がある。サクの場合は、ある程度加減してある。

なぜか、死なれたら困るからだ。

自分のために、ただ単に遊び道具のためにやる。



「痛い!!!」「ごめんなさい!!!」と言っても、頭が狂ったリョウには届かない


「おまえ、大人になったらさー」「女の子になるんだろー?」「今日から女の子の服だな笑」


首を横に振るサク


「だって、顔が女の子だぞ」「髪の毛結んだら、もぅ女の子」「ピンクのドレスが似合うな」

「お前は母親(ユリ)にそっくりだ」


なにを思ったのか、サクの首にキスをするリョウ


嫌がるサクに笑いながら、唾を吐く

床を拭き、拭いたタオルをサクに投げつける


それも、サクの顔に........


3日後、サクにピンクのドレスを着させ、鏡を見させる。「どうだ?」「ユリにそっくりだ」

母親の化粧ケースから、口紅を取りサクの唇に塗る


サクは嫌だったので、ドレスを脱ぐ。逃げようとするサクを叩き、髪の毛を引っ張り上げ、床に叩き落とす。恐怖でおかしくなりそうになり、ギャン泣きする。


パニックになり暴れて、家から出ようとするが、押さえられる


母親の名前を呼び続け、近所の人(60代くらい)がチャイムを鳴らす。きちんと扉を開け、人が変わる。

「すいません。うちのこが、ちょっとパニックになって」


「すごいよ.....毎日泣き声」


「いや、障害持ってって......」

「自閉症かなって、思ってるんですよ」

「すいません」


泣き叫ぶサク


「僕、どした?」

「大丈夫?」


うなずくサク


「あんまり、泣かせたら虐待って、思うよ」


「すいません。気を付けます」サクを睨む


「母さんに会いたいの.......」

しゃくり泣きをする


「ママ恋しくて泣いてるの?」


「うん......」


「そっかそっか.....まだ小さいからね」


「うん」


近所の人が帰った後、顔の形相が変わるが、やりすぎると、ヤバイと感じるリョウ

やり方を変えるかと、考え始める


夢から現実にかえるサク........


「オト.......」


私の背中にくっつくが、違和感で下着を触り、

濡れている事にショックを受けるサク


ベッドから、起きて引き戸の近くで、少しふらつき、ガンッと音がなる......


その音に起きた私は、寝返りをし、少し経つと濡れている事に気付く。


「....」


手で探しても居ないサク......


嫌な予感を感じ始め..........


眠気などより、体を頑張って起こしサクを探す


「サク」「サク!」


風呂場に行くのが、合ってて、良かったと後にわかる。扉が閉まってるのか、開かない.......


「サク、開けて!!」「お願い.....」


電気をつけ、ドアの方にもたれていることに気付き、サクに「私の大事なサク!!!サク死んだら、私も死ぬ!」と言いながら叫ぶ。ドアノブの音が聞こえる。何かを頑張って外してるように、ドンッて音がした。ドアから離れ、さっきとは反対側にもたれて座るサク。ドアが開く.........


自殺行為をしてたサクの顔に、叫んでしまう。


首に、細い布のようなものが、サクの首にかかっていて、咳をし出す


自分で頭を上にあげ、ドアノブから外したのだろう......それか、失敗した.......


顔面蒼白なサクのほっぺを数回叩いた


「なんで」「サク!!!」「私居るのに、死ぬな!!!」「サク死んだら、生きてけない.......」


私のことを見つめ、ぐったりして、息が荒い


「なんで、そんなことするの?」

「お願いだから、やめて!」


泣きながら、サクをおもいっきり力一杯抱き締める

と、小さく泣きだすサクに、安心する。


「もうやんないでね......」

「なんで、やったの?」

「苦しかったんだね......」


「夢の恐さ、忘れたくても出てくる記憶......

あと、オシッコ漏らしたのが、もぅ嫌でたまらなくて.......治そうと思っても、治らない.........」


「もぅ辛い.......俺みたいな奴と居て楽しい?オシッコ漏らす奴が彼氏だなんて、嫌だろ?」


「ううん.....そんなことないよ......心の問題だから時間がかかる......」


髪の毛が汗で濡れてる........


「もぅどうしたらいいか、わからない........」

「寝るのが恐い.........」「恐いよ........」


自分の薬で、眠らせるか考える

でも、私の飲んでる薬はサクにはキツすぎるし、

そんなことしたら、ダメだと言い聞かす

サクは愛情が必要なんだ!愛情.......


「心の問題だから、時間がかかるけど、治るよ」


うつむいてるサクを揺すり、「どんなサクも好きだよ」と呟く


「うん.....」か細い声で下を向く


「サク眠れてる?」


「眠れてる時もあるよ、でも今日は眠れてない」


「何割かわかる?」


「だいたい五分五分」


うなずき続ける私


「わかった。話してくれてありがとね」


「うん......」


「びちゃびちゃだね、まずシャワーで、体洗おうか......」


「オトも居るの?」

「恥ずかしい......」


「ベッドのシーツ洗ったり、しないといけないから、居ないよ」

「謝らなくていいから」

「好きだから、こういう掃除......」


サクの立場になって、話すが


「ごめんなさい.......」と謝るサク


サクが、シャワーを浴びてる中考える............


日頃、友達にもサクにも、自分が病気で、薬を飲んでるとか話した事がない。勿論サクには、飲む姿を見せたことなどない。


心配で、ドア越しに話す

「大丈夫?」


「うん.....」


「衣服置いといたよ」


「ありがと.....」


ずっと不安で待ってる私

10分後サクがドアを開けて、目が合う


「恥ずかしいから、見ないでほしいんだけど.......」

「後ろ向いててくれない?」


後ろを向く


「いや、心配で待ってたんだけどさ、勘違いしないでよ」


サクが「もぅ、いいよと」言い、前を向き長袖とボクサーパンツ姿のまま、髪の毛を拭いて、私にタオルを渡すが、サクでいっぱいでベッドを綺麗にする事を忘れていた........


2人で、新聞などで濡れてる部分を吸収した後、雑巾に洗剤を少し垂らし、泡立てる。その後お湯で緩く絞ったタオルで何度も拭き、固く絞ったタオルで拭く、その後タオルを何枚も重ねてサクに、寝てもらい、濡れてないか確認した後、シーツを洗濯機に入れて、やっと掃除が終わる



寝室の電気を消して、豆電球がオレンジ色に光る


今日は仕事だということに、気付き憂鬱な気分になる。でも、サクが生きていてくれた事に安心する

今回の抑鬱状態は、耐えれる。でも混合状態が恐い


【双極性障害の混合状態とは】


「気分が沈んで死にたい(うつ)」のに「体は動いてイライラする(躁)」というように、

躁と抑うつの症状が同時に、又は急速に入れ替わりながら、現れ非常に辛く危険な状態。

焦燥感や衝動性が高まるため、自殺リスクが特に高い危険な時期。



私にとってサクは心の支えだけど、もしかしたら、病気のせいで、サクを傷つけてしまうかも知れないのが恐い。それくらいコントロールが難しくなる

サクは私にとって必要な存在だから、傷つけたり、八つ当たりしたくない。



サクがこんな状態のまま、仕事に行けるかと自分に問う。もし、あの時亡くなってしまっていたらと想像するだけで恐くなる。サク以上に好きになった人は居ないのに...........どうしたら、愛してるとわかってもらえるのだろうか。ベッドに座ってるサクに聞く


「サクは、私が愛してる大事な人って、知ってた?」


「オト、どしたの?いきなり」

照れてるサク


「持続してほしい、その気持ちを」

サクの両手を握る


「もぅ自分自身を責めないでほしいの.......サク産まれてきてくれて、ありがとう」


更に照れるサクに、嬉しく感じた............



いつも見てくださりありがとうございます!

今後どうなるのか........

オトサク

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